jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

まさに「砂上の楼閣」の日本の城--熊本,松山,彦根に見る現在気候との不適合

松山城の近くで土砂崩れがあり,直撃を受けた民家で3人の方が亡くなった。彦根城でも,石垣が崩れた。いずれも,大雨によって土砂が流されたことで石組みが崩れたものと考えられる。

 2016年4月14日と16日に発生した熊本地震でも,石垣が大きく崩れた。

 日本の城の城壁の石垣は立派だが,石垣の後ろはただの土である。雨で地盤が緩んだり,地震で地盤が動けば,石垣は耐えられないと思う。

 一方,エジプトのピラミッドは,すべて石を積み上げて作っている。3000年経って外側は風化しているが,内部構造は不変である。

 皇居は江戸城の跡で,お掘りは石組みである。石垣の内側は土で,大きな樹木が植わっている。松や桜が多いが,数十年,数百年が経過して,樹木が大きくなり,根も広がって石垣の内側から石垣を外に押す力も増えている。気候が激しくなり,大雨や地震が起き,強風が吹いた場合,石垣が崩れるのは目に見えている。

 筆者は,日本の城の石垣はもっとしっかり補強すべきだと思う。また,石垣の内側に植わっている大型の樹木も,除去すべきだと考える。