jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

あなたはもう感染者かもしれない

密集,密閉,密着という空間は,ライブハウスを皮切りに遊戯施設,飲食店などの営業自粛,映画やスポートイベントなどの興行自粛などによって,日本中でかなり定着をしてきた。関西のパチンコチェーン店が自粛要請に応じないと行政が名指しされるのも,これまでにはなかったことだ。休業保証,休職保証などの思い切ったサポートと並行して,期間の段階的な引き延ばしではなく,思い切って「8月末まで」できれば「12月末まで」と徹底し,年額での給与補填,賃貸料補填,納税免除などを行うことが望ましい段階に来たと感じる。

 さて現状は「3密」の規制では効かなくなってきている。ソーシャルディスタンシングの考えからすると,スーパーマーケットで買い物をしている際にも人とすれ違ったり近づいたりするし,近所づきあいで会話をすることもある。道ですれ違うのも2mも開いているわけではない。列に並べば1mを開けたら横入りされてしまう。

 自分が感染していても症状が出ないので,「不要不急」ではない日常の買い物のために外出して,ほかの人と普通に遭遇すれば,相手を感染させてしまうかもしれない。マスクは気休めにしかならない。とすると,もうどこで感染してもおかしくない状態になっている。

 「外出したら,あなたはもう感染しているかもしれない」と考えなければならない段階に来ている。感染はしているが症状はない。しかしその状態でほかの人に感染を広げてしまう可能性がある,ということになると,一番の被害者は外出をガマンしているあなたの家族,ということになる。

 いったん外出したら,もうあなたは感染者かもしれない。ならば自宅でもマスクをしてほかのメンバーに感染を広げないこと。この確認に2週間は必要なこと。つまり2週間は家の中でもマスクを着用して様子を見ることが必要である。これは咳・くしゃみ時だけでなく,会話時も含めて飛沫拡散を防ぐことが目的なので,布マスクで十分である。2枚のマスクを交互に洗濯して使い続けてほしい。家の中なので,派手なものでもいいと思う。もちろん,外出時もマスク着用。家の中のドアノブなどの定期的な拭き取りや手洗いの励行,できれば部屋も1人1人独立させることが望ましい。その部屋の中でも,飛沫を拡散させないために,マスクの着用は必須である。

 もうあなたにとって,また家族にとって「安全な場所はない」と心得ることだ。