おととい届いたネックストラップファンを,昨日さっそく通勤時に使ってみた。
もう一つ,ネックストラップ型ファンでエアシールドの実験 - jeyseni's diary
まだそれほど寒くはなく,ハーフコートで十分という気候で使用した。ネックストラップを長めのものにしたため,ファンはちょうどおヘソの上ぐらいの位置になり,ハーフコートのちょうど前合わせのところに来て,うまくコートの中に隠れる。今どきの会社員なら,社員証を首から掛ける姿が当たり前なので,ネックストラップもそれほど違和感はない。
前合わせの内側にファンは隠れるが,両側面と底面から空気を取り入れるため,空気の流れはそれほど問題はなさそうだ。この手のファンで吸気口を塞ぐとファンモーターに負荷がかかって音が大きくなったりするものだが,そのような不具合もなかった。
風量は弱で使用。アゴの下から風が上がるが,吹き出しの方向を調節できるため,風当たりを変えることができる。座った状態で使用しても,狙いが大きく狂うこともなかった。また前に立った人に迷惑がかかるようなこともない様子だった。
問題と思われた風音だが,実際に電車の車内で使う分には,ほとんど聞こえない程度だった。さすがに停車中に電車のモーター音が停まっている状態だと少し音がするが,電車の空調音のようにも思わせる程度の音だった。
冬場のロングコートで前合わせが小さくなる場合は,ストラップを少し短めに調整して使ってみる予定だ。スーツだけの場合は,首からファンをネックストラップで下げた様子は,小型のカメラを首に掛けたような雰囲気に見せられるかもしれない。自作で少し長めにしたネックストラップはちょっと安っぽく見えるので,カメラ用のネックストラップに代えてみようと思う。
筆者はネックストラップファンとして使い始めたが,本来は腰ベルトに挟んでTシャツの下から空気を取り入れて涼む,いわば簡易空調機。夏場は本来の使い方もできそうだ。
新型コロナウイルス対策で,おそらく一般の人ができる方法はこれですべて実際に確認したと思う。場合に応じて,適宜使っていける知恵が付いたと思う。引き続き意地でもテレワーク中心の仕事スタイルを取り,外食も基本的にはしない。申し訳ないが政府の経済支援キャンペーンにも一切協力せずに自宅中心の生活を続けている。
家族の中で予防ワクチンの効果に最も否定的な筆者が,今年はいち早くインフルエンザワクチンの接種も受けた。大学生の子供たちは,それなりの行動自粛をしているものの,クラスターに近づく可能性が最も高い世代なので,うるさいと思われるのを承知で毎回注意をしている。友達からは付き合いが悪いと言われてもいるようで不満もあるとは思うが,いまは凌いでほしいと思っている。
テレビのニュースや新聞の社会面は,相変わらず筆者の常識からかけ離れた行動を取る人々の事件が毎日起きていることを示している。さまざまな不満,そして生活の不安はあるだろうが,「周囲の人に迷惑をかけない」理性がほしい。
「武士は食わねど高楊枝」「清貧」というのが,日本が世界に誇る価値観だと思うのだが,一方で「エコノミック・アニマル」「金の亡者」などのレッテルを貼られる貧相な面もある。日本が基本的に1民族1言語の国だけに,多様性がない弱みもある。国を2分してしまうほど拮抗する価値観が存在する米国や,多様性を1つの価値観で完全に押さえ込んでいる中国は,なりふり構わない経済大国ではあるが,武力大国でもある。これに対して日本は,武力を使わず,知恵と努力,そして文化の力で世界を動かせる力を持つ世界で唯一の存在である。
アニメ「鬼滅の刃」が日本国内だけでなく,海外でも評判になっているという。サムライというやや時代錯誤の力による価値観かもしれないが,日本が新型コロナウイルスをもし完全に制圧できたなら,日本は再び世界に向けてその存在をアピールできる機会になるかもしれない。新型コロナウイルスの起源とも言われる中国が,自国内の感染をほぼ制圧したことは,世界,特に米国に対する強烈なアピールになっている。大統領選の真っ最中の米国はどの方向に進むのか,現時点では未知数だ。日本は今何をすべきか,改めて自問すべきではないだろうか。