jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

マスクはファッションだと?笑わせるんじゃない!

スーパーコンピュータ「富岳」のシミュレーションでウレタンや布より不織布でできたマスクの方が飛沫拡散防止効果が高い,ということが改めて11/26に発表されている。何を今さら,という思いで聞いた。

 そもそも,マスクの種類による飛沫拡散防止効果については,8/25に発表されている。それなのに,なにを今さら,と思う次第である。

 話をする機会が少なければ,呼吸のしやすい布マスク,話をする機会があれば,少し苦しいが不織布マスクを「使い分け」しようという提案である。

 筆者が,屋外と屋内でマスクを使い分けようと提案したのは,5/27である。 

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 うつされない,うつさない,双方の立場で提案している。そんなことをしている人が世の中にいるだろうか。

 若い人は,ウレタンマスクをしている。黒だったり肌色だったりで,ファッション制が高いという。

 一方,多くの人が布マスクを付けるようになっている。その8割が手作りを含めて自作だと思われる。そもそも,布マスクに性能基準はない。自分でデザインの気に入った布地を買ってきて,裁断してミシンで縫って,ヒモを通して終わりである。たとえばくしゃみをした場合や咳をした場合の,飛沫遮断性能など,だれも考えていない。

 話をしているうちに,布マスクはどんどん下に下がってくる。鼻の周りには隙間がある。マスクとしての性能を持っていない。

 それでも「私はマスクを使っています」とアピールしているだけで,実際に飛沫の拡散はしているかもしれないということについてはまったく考えていない。テレビでは,金の滅菌効果を使ったマスク200万円や,スワルコフスキーの飾りを何個も付けて1億円だとなどと話題が出ている。初期のころのフランスのデザイナーズブランドのマスクが数千円なのにあっという間に売れた,などの話題があったが,結局,飛沫飛散防止効果は限定的である,というのが結論である。

 正直,新しい菅内閣は,新型コロナウイルスに対して何のビジョンも,具体的にはないも考えていなかったんだなあを思う。第三波を招いたのも,菅内閣の無策が原因である。

 夏も過ぎて,ワンタイムマスクの供給も潤沢になってきた。冬場は不織布のワンタイムマスクでもそれほど息が苦しくない,暑いということもない。この時期,普通に,不織布のワンタイムマスクに切り替えてはどうだろうか。

 価格もリーズナブルになった。先日,50枚入りのマスクが798円になっていた。これだけでも心の支えになる数字であれば,積極的に聞いて考えた方がいいだろう。

 ファッションとしてのマスクは,そろそろやめてほしい。不織布のワンタイムマスクを使おう。