jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「N95」準拠(と書いてある)マスクを準備--万一の家庭内療養のために

マスクには,ウイルスの吸い込みを防ぐことはほとんどできないが,ウイルスの拡散の防止には効果が高い。何をいまさら,ということなかれ。新型コロナウイルスが広がり始めた第2波のころ,市中から不織布マスクが消えたころ,代用マスクや布マスクも含めたマスクの効果についてコメントしているが,基本的にこれは変わらない。外出した人は,家の中でも2週間はマスク着用が必要かも - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/4/28 と2年前にコメントしているが,市販のマスクの効果は,自分が感染者の場合に,唾液飛沫を周囲に撒き散らすのを減らす,という効果があるにすぎない。マイクロ飛沫が感染拡大に寄与することが明らかになり,布マスクやウレタンマスクでは効果は不十分で,不織布マスクが必要,と言われることがようやく当たり前になってきた。

 特に第6波のオミクロン株は,感染力が高く,マイクロ飛沫の短時間の暴露によっても,鼻やノドの粘膜など上気道付近の感染のリスクが高い。無症状での感染拡大のリスクも大きいため,現状では感染拡大の防止には不織布マスクの着用が求められる。

 一方,第6波では身近な人の感染や濃厚接触の話題が急に増えている。我が家でも,cocoaアプリによって濃厚接触アラートを受けたメンバーが出た。幸い感染はしておらず,PCR検査も陰性で,自宅待機も不要だったが,だれがいつ感染を受けるかも分からないような状況が続いている。

 PCR検査で陽性になっても,症状は風邪に近く,自宅療養になるケースが多い。部屋を隔離し,換気を良くし,面倒を見る人間を限定したとしても,感染罹患しないという保証はどこにもない。かと言って,医療従事者のような完全防護態勢を取ることもできない。

 そこで,そろそろ供給も順調に進んでいると考えて,医療用の高性能マスクの導入を考えた。感染病関係では,「N95」という規格のマスクが使われているという。大手化学メーカーの3M社の医療用マスクが有名だが,1枚1000円ほどもする。医療機関でも当初は入手できず,数日間使い続けていたという。現在は毎日使い捨てできる量は確保できるようになっていると思われるが,それでも防疫服などとともに使い捨てにすれば,それだけコストもかかる。大変である。

 ほかにもN95規格のマスクは多く販売されているのだが,表に「N95」と明記したり,立体成型で形がゴツくてひと目で医療用と分かるようなマスクが多い。一般市民が市中で使用したら,白い目で見られそうな感じである。

 これまでも,フェイスシールド,マウスシールド,マスクインナーカバーなど,数々のウイルス対応製品をネット注文してきたAmazonには,本当の医療用のN95マスクしか見つからなかった。よく似た「KN95」マスクもまだ売られていた。医療関係者からすると,空気の通りがスカスカで,とてもウイルスを防げそうにないという規格品である。そこで次に比較的よく使う楽天マーケットで検索して,N95マスクを探してみた。

 基本的に医療用がほとんどなのだが,中に一般の不織布マスクタイプのヒダ付きマスクがかなり安価で販売されていた。一般の不織布マスクが大体が3層構造なのに対して4層構造になっているというので,多少は効果が高いだろうと想像して注文した。

 箱にもN95準拠と書かれているのだが,Made in Vietnamと書かれている辺りはやや怪しい。「N95マスクは通気性が悪く,慣れない人は30分も着けていられない」というコメントほど息苦しくないので,怪しいのだが,万一,家族で感染者が出た場合は,気休めとして使用するために準備することにした。

 そういえば,少し前に紹介したくちばし型マスク くちばし型マスクを初装着--隙間が少なくてgood。マスクインナーカバーとの併用もオススメ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/1/15 も,4層構造と書かれてあった。しかし,N95準拠とは書かれていなかった。まあ,いずれにしても,ウイルスのサイズよりはマスクの穴は大きいはずなので,気休めといえば気休めである。このマスクを使わなくて済めば幸いと思っている。