時間軸で変化を観察するのは,面白い。タイムラプス撮影も面白い。数年前に,娘の理科の実験の記録を手伝って,面白い結果が出たことを思い出した。
もともとムービーで記録するのが好きだった。アメリカ留学中に,8mmビデオ(小型のカセットテープに記録)を買った。重さは2kgほどあったろうか。右肩に乗せて撮影しなければ右手がプルプルしてくるようなビデオカメラだった。ミノルタ製でレンズはもちろんガラス製だった。その後も,シャープ,ソニー,ビクター,パナソニックと買いつないだ。HDDモデルでハイビジョン対応ビデオカメラまで行ったところで,デジカメ,スマホ時代がやってきた。タイムラプスができるデジカメの導入により,式典の記録以外にビデオカメラの出番がなくなって久しい。
スマートウォッチによる身体データを時系列で見るのは,このムービーやタイムラプスに匹敵する面白さがある。散歩に行った,食事をした,アルコールを摂取した,などの行動によって,数字が上下する。ピンポイントでの体温測定や,健康診断時の血圧測定などの数字が,平均的な数字とは異なるのが当たり前だと思えるようになる。
スマートウォッチの24時間測定が「目からウロコ」 - jeyseni's diary (2021/2/5)
このブログを参考にしたわけではないだろうが,NHKのあさいちでパルスオキシメーターの使い方についての解説があった(2021/2/8)。同時に,スマートウォッチの血中酸素濃度測定についての比較もあった。医療用ではないので,高いAppleWatchといえども正確な数字が出るわけではなさそうだ。あくまでも「傾向観察」に向いており,そういう意味での使用について価値があると思った。
足首での測定は,基本的には無意味なのだろう。血圧測定を脚側で実施することで,動脈の劣化具合を判断することもできるようだが,筆者の場合は手首での測定と数ポイントしか違わない。やはりちょっと高めなので,気にする必要はありそうだ。
万能のAppleWatchもいいが,目立たず意識せず使えるブレスレット型スマートウォッチは,安さのわりに使いでがあると思う。