jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

もう止められないオリンピック。最終日の感染者数を予測--ハズレ【8/8最終更新】

2021/7/23の東京オリンピック2020の開会式から4日経った。メダルラッシュとはなっておらず、またベテラン勢が相次いで失敗して消えて行った。逆に,若い世代の活躍もあり、盛り上がってきた。

一方、COVID -19の感染拡大が止まらない。東京都は連日1000人超えの感染確認者が出ている。7/25は,全国で5009人を超えた(7/22にも5387人を記録)。

 「期間中でも中止を宣言する」と言っていた菅首相だが,もはや中止の基準がないのではないだろうか。選手,関係者のCOVID-19感染はどこで? - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/7/23 の段階ですでに選手村での感染確認者数が100人を超えている。選手村がバブルの中の安全安心な空間ではすでになくなっており,これからも感染確認者が増える可能性がある。大会末日にかけてジワジワ増えれば大会中止のタイミングを逃す。かといって「何人になったら」という基準を作ったとしても,その根拠を問われる。ということで,「どれだけ感染確認者が増えても,大会は中止しない」というのが筆者の観測である。

 では最終日にかけてどういうシナリオが描けるのかを考えてみる。

 選手村がすでに危険エリアになっているので,各国選手団はまず選手村から脱出することを考えた方がいいだろう。すぐにでも手を打つ必要がある。特に大人数の国が手配ができ次第,すぐに選手村から出れば,選手村の密が解消される。おカネのない小国は選手村が使えるようにしていただきたい。日本選手団も,申し訳ないが選手村から出て行った方がいい。またいわゆるトップ選手については,オリンピック組織委員会が「別枠」でホテルを手配した方がいいと考える。不公平かもしれないが,記録のかかるトップ選手については安全安心を確保すべきだと思うのである。

 これにより,選手団の感染確認者数は最大で最終日までに200人で抑えられると考える。このうち,選手の感染は,最大で50人と予想する。

 一方,現在東京都は緊急事態宣言の真っ最中,埼玉,千葉,神奈川も特別措置の対象市町村を増やして,人流防止,テレワーク推進,と掛け声は上がっているものの,一向に人流は減らない。それどころかむしろ,オリンピック熱によって夜間の人流が増えている。電車の中でももはや,立てば身体が触れ合うぐらいの密な状態で,人が移動している。しかも飲酒も進んでおり,駅周辺やホーム,電車の中で大声でマスクなしでの談笑も普通に見られる。「お家でオリンピック観戦」など,人間にとってしょせん無理な話なのである。

 現在,東京で1日1000人超えの感染確認者である。専門家予測では,大会終了時に東京で3000人を超えるのでは,と言われている。筆者はさすがにここまでは増えないと見ている。予測は,1500人(東京)である。全国では6000人だろうか。

 いちばん問題なのは,オリンピック2020の開催を強行したことで選手を含めた感染確認者を防ぎきれなかったことで,パラリンピック2020が開催中止になるだろうということである。パラリンピック選手にとって,移動には制限があり,ボランティアを含めたサポートもより多く必要とする。人流,人との接触が多くなる。選手村での動線制限も難しくなる。判断としては「開催は難しい」となるのではないだろうか。これが差別として取られる可能性がある。強行開催をすれば感染確認者が増える可能性もある。

 ならばどうするかというと,やはりオリンピックをどこかの段階で中止にすべきである。こうするとまた,前半の競技の選手は優先され,後半の選手が競技ができないということになる不具合が生じる。「だから言ったじゃない」と言いたくはないが,すっぱりと開会式だけで中止にすべきだったのではないだろうか。

 あとは,選手村の運営をどこまで改善できるかだが,まったくその声を聞かない。メディアも競技の方ばかりに注目が移り,ニュースでもCOVID-19感染情報がほとんど流れなくなった(ネットで検索しても,情報に行き着かなくなっている)。組織委員会も結局ダンマリを決め込むのだろうか。

【結果追加】本ブログを書いた当日から,すでに予測を外れて感染確認者数が増え続けている。結果を追加していくことにする。

【最終結果】開会式から閉会式まで3倍増。最終5日は高止まり。

7/23 4.204人(全国),1,359人(東京)

7/24 3,576人(全国),1,128人(東京)

7/25 5,009人(全国),1,763人(東京)

7/26 4,661人(全国),1,429人(東京)

7/27 7,619人(全国),2.848人(東京)

.7/28 9,576人(全国),3.177人(東京)

7/29 10,110人(全国),3,865人(東京)

7/30 10,740人(全国),3,300人(東京)

7/31 12,329人(全国),4,058人(東京)

8/01 10,177人(全国),3,058人 (東京)

8/02   8,393人(全国),2,195人 (東京)

8/03 12,017人(全国),3,709人 (東京)

8/04 14,207人(全国),4,166人 (東京)

8/05 15,182人(全国),5,042人(東京)

8/06 15,645人(全国),4,515人(東京)

8/07    15,753人(全国),4,566人(東京)

8/08 14,472人(全国),4,066人(東京)