jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「ロボット」が「針なし注射」で「ワクチン接種」--カナダで開発企業が登場

これが未来のワクチン接種? ロボットに針のない注射を打ってもらうようになるかも (msn.com) 2021/11/12。ここに登場する3つのキーワード「ロボット」「針なし注射」「ワクチン接種」は,筆者が1年前に提案したものである。ワクチン注射ロボットを至急開発してください - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/20,注射針のない注射器が,今こそ活躍するときだったはずだが・・・ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/2。

 この自律型ロボット「Cobi」を開発したのは、カナダのウォータールー大学から設立された企業のCobionix社だという。筆者がイメージしていたものよりも華奢で可愛い。筆者は,自動血圧測定器のような,腕を輪の中に通せば自動的に注射されるものをイメージしていた。Cobiはフリーな位置で注射するのが少し不安定に思うが,こういうアプローチもいいかもしれない。

 現在でも,ワクチン注射をするにあたっては,薬剤の準備からシリンジの廃棄までの温度管理や二重使用の防止など,多くの注意すべき部分が残っており,これを現場で延々を実施している間にはまた間違いも起きる。あまりにも基本的なミスが日本では起きたので,シリンジ準備ロボットで医療関係者の針刺しの危険から解放したい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/4 という指摘もした。医療関係者にとっては,予防注射ははっきり言えば「つまらない繰り返し仕事」なのである。だから適当に行って,間違いが起きても知らんぷりしたり,他人のせいにしたりする。カネを出してこういうロボットを導入して,黙々と作業をさせてもいい。正直,天狗になっている医者にわざわざワクチン接種してもらうよりは,ロボットの方がまだマシだとも思えるのである。

 COVID-19については,日本では下火になっているとはいえ,完全消火もできていないし,海外との行き来を解禁したら,また別の変異株の侵入を許してしまうかもしれない。また重症病床は患者数は減ったとはいえ,まだ死者を出している。「重症病床は前日から4床減少した。死亡者は4人」と報道されれば,「重傷者が結局亡くなって,重症病床の空きができた」としか筆者には思えない。結局,不幸にして感染に罹患した人の中で重症化してしまった場合に,最後は死亡するという確率はいまだに下がってはいないのである。

 それにしても,結局,こういう前向きな取り組みをする企業が,日本からは現れなかった。抗原検査キットを量産して無償配布する企業も現れなかった。ワクチンパスポートアプリも,開発してもだれも標準化を叫ばないし,国も取り上げない。国産ワクチンはまだできないし,経口治療薬も結局は海外(メルク社)が先行して認可されそうである。世界で感染の再拡大が起きている中で日本が低水準で推移しているのは喜ばしいことだが,やはり島国という地の利が効いているのかもしれない。すると,自主隔離日数の短縮などにより,2020年当初から指摘していた海外との行き来における水際作戦の不備が再び起きて,第6波の到来があるのではないかと懸念するのである。

 これまでの10日間の自主隔離も,完全なザルだった。3日間になれば,何も管理しないのと同様である。おそらく,偽造のワクチンパスポートやPCR陰性証明書も多く持ち込まれるだろう。それを防ぎきれるのか。もう一度,空港などの検疫体制の強化をきちんとシステム化することを,改めて提案したい。