jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

黙歩、黙乗のお願い--黙食と合わせて「3黙」を次の目標に

COVID-19オミクロン変異株の拡大が続いている。2021/12/07現在、世界50ヵ国まで広がった。しかし、細かい情報はまだなく、基本的なマスク、手洗い、ソーシャルディスタンシング、換気しかない状態である。

 飲食店の制限が緩和されて、アルコールの提供も普通に行われている。「会話は控えめに」というのは、現実的ではない。

 しかし、人が増えると、街中のノイズも増える。すると、注意喚起する声も、会話の声も大きくなる。これに従って、マイクロ飛沫は確実に増える。

 都会の通勤電車の満員状態が戻り、これに伴って駅の誘導員も戻って来た。かつては、満員電車にさらに人を押し込むための要員だった。客を押し込む際にケガをさせたり、女性に対してハラスメントだと言われ、いまは押し込み作業はない。その代わり、構内アナウンスが流れるタイミングで、列に並んでいる客に向かって大声で注意喚起をするのである。アナウンスと同じことを繰り返し大声で叫ぶ。列に並んでいる客は動きが取れないから、黙っているが、内心は「うるさい」と思っているのである。もちろん、アルバイトであっても、注意喚起することが求められているのだろう。ケンカ沙汰にならないかと心配である。

 一方、乗客側も気の緩みが出ている。「車内での会話は控えめに」を守らないのが、正直いえばオバサンたちである。COVID-19禍に関わらず、昔からオバサンたちの会話は、本当に停まることを知らない。次から次へと話題が続く。そして中年サラリーマンと若手の組み合わせである。これも延々とうんちくを垂れている。帰りの時間になると,アルコールも入っているのか,ボリュームは上がりっぱなしである。

 さらに,マスク着用がいい加減なのは,中年男性と老人男性である。鼻出しマスク,アゴマスクは当たり前。おまけに飲酒,飲食,くしゃみも仕放題である。

 歩きながらのおしゃべりも困る。その後ろを歩く人には,常におしゃべりのマイクロ飛沫が飛び続けている。マイクロ飛沫は,すなわちタバコの煙と同じような漂い方をする タバコの煙とウイルス拡散が同じであるという件 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/6/24。歩きタバコが迷惑なのと同様,歩きおしゃべりも感染拡大の要因になりうる。

 ということで,「黙歩」(だまって歩け),「黙乗」(黙って電車に乗れ)を提案したい。「黙食」(だまって食べろ)はかなり広まったが,味気ないものである。同じ職場の同僚や家族なら,会話を楽しんでもリスクは少ない。不特定多数が同時に食事をする飲食店では,黙食が原則である。同じように,不特定多数が行き交う道路や,電車の中は,黙歩,黙乗が絶対に必要であると思うのである。「控えて」は「やめて」という意味ですが - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/11 と指摘させていただいている。延々と30分,おしゃべりを聞かされる側のことや,別の道に移れない事情を察してほしい。

 マスクなしを注意されて逆ギレし,注意した相手を下半身不随にしたり,電車の中で人を刺し,さらにライターオイルを撒いて火をつけたり,高校生が小学生の女の子を包丁で襲おうとしたり,ここのところ,悪質な犯罪がさらに増えているように思う。コロナ禍で仕事がうまく行かなかったりやめさせられたり,なんともやりきれない。

 18歳以下の子供に一律10万円を配るという政策は,何度考えても「なぜ18歳以下? 18歳以上じゃないの?」と思ってしまう。しかも使用期間が限られるクーポン券で半分の5万円を配るという。結局,使い道を決めるのはその子供のいる家庭の親である。子供のために使うであろうという希望的観測で進められているが,子供のためにはならないのではないか,という気がしている。逆に,上記のような犯罪を起こすような大人が増えている現在の経済状況の中で,おカネを渡せば犯罪は減るというものではないが,どの国でも弱い者が犯罪に巻き込まれるケースの犯罪者は,貧困が原因であることが多い。もっと根本的に政治の仕組みを考えないといけないと思うのだが,「1日で文通費100万円」を平気で懐に入れてしまう議員,政治家が政治を行っているかと思うと,問題はさらに厄介である。

 話を元に戻して,もう少しの間は「黙食」「黙歩」「黙乗」の「3黙」でガマンすることが,一般人の努力目標だと思う。でも,どうせ努力しないヤツの方が圧倒的に多いのだろうなと思うと,まったくやりきれない。