スマホを机の上に置いて見るスマホホルダーがいろいろと売られているのだが、なかなか思ったように使えない。たまたまカメラの取り付けヘッドが壊れたミニ三脚を使ってみたらいい感じだったので報告する。
タイプは、ミニ三脚の中でも、脚をクネクネと曲げられるものである。
1本の影が写っているが、三脚である。元の三脚は
この頭を取って逆さにし、脚先を曲げてスマホを載せるようにした。載せた形はこんな感じである。
筆者は手帳型のスマホケースを使っている。普通のスマホホルダーは、本体を支える形が多いので、カバーの蓋側がフリーになり、安定しなかったり、ホルダーから落ちたりしやすかった。幅の広いタブレット用のホルダーでは、中央を支えていなかったり、そもそも底面積が広くて、机の上に置くのにやや邪魔に思っていた。
カバーの蓋を折り返せばいいが、現在のカバーは革製で、折り返すと厚みが出てくる。タッチしてもフワフワして、うまく入力できないのである。
この「クネクネミニ三脚スマホホルダー」だと、ちょうど手のひらに手帳型ケースを開いてスマホを操作するのと同じ感覚でケースが支えられている。スマホ側はガッシリとしており、入力してもスマホがぐらつくことはない。またスマホの角度は机に対して30度ぐらいで、一般的なスマホホルダーよりも寝た印象だが、かえって入力はしやすいと思う。
また、タブレットにも対応できる。この場合は、後ろの脚を上方向に伸ばせばいい。筆者の10インチタブレットの場合も、しっかり固定でき、入力も問題なかった。
元々は、スマホを左右から挟んで固定するミニ三脚として販売されているのだが、バネの力がかなり強く、筆者が使っているようなソフトな手帳型スマホケースではケース側面が変形してしまうので使えなかった。脚の周りの材質も滑り留めになっていて、机の上で押さえなくてもスムーズに入力ができた。スマホホルダーへの再利用で、捨てなくて済んだ。
自撮り棒でも同じバネ式にスマホを挟むタイプが多いが、ケースからいちいち外すのも面倒で、結局使わなかった。スマホケースに三脚穴が開いていれば、カメラ派なら応用が効くと思うので、そういう商品開発もあっていいと思う。
スマホ単体だと厚みは8mmぐらいなのだが、ケースを付けるともっと厚くなる。四隅から挟んで固定するタイプも出ているが、この厚み方向への柔軟な対応はされていないのが残念だった。
【追記1】手帳型スマホケースの蓋側を,第3の脚の上に載せて安定させていたが,蓋の重みで倒れることがあった。第3の脚をさらに曲げて机に接触させることで,安定させられた。メリットの1つである。
【追記2】スマホホルダーの中には,ホルダーに置いた状態で充電しにくいタイプがある。一般に,充電端子がスマホの下側にあるためだ。今回のクネクネミニ三脚スマホホルダーは,脚の太さがあるために机面から距離があり,さらにスマホ自身をかなり寝かせた形で支えるため,スマホに充電ケーブルを挿した状態でホルダーに置くことができた。これもメリットの1つに加えられる。