jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

クルマのスマホホルダーを考えた--万能のホルダーにはいまだ巡り合えず

揺れるクルマの中でカーナビシステムを操作するのはなかなか難しい。もちろん,クルマが動いているときの操作は禁止だが,信号で停止しているときに基本は画面タッチでの操作になる。
 右ハンドル車の場合,カーナビの画面はクルマのセンターにあることがほとんどであり,左手で操作することになる。筆者の場合は右利きなので,ここでもタッチがずれて思い通りに操作できないことも多い。
 現在装備してある古いDVDナビは,もちろん音声入力には対応していない。出かける前日に行先を登録し,当日は家を出るときに行先を選ぶ。途中の変更は基本的にしないと割り切っている。このナビはインダッシュ方式で,ダッシュボードの中に収納できる7型タイプである。通常は表に出したままにしてある。ディスプレイ部分は完全固定ではないが,数ミリ動くだけでほぼしっかりと固定された状態になっている。タッチパネル操作そのものに不安定さはほとんどない。

 最新型のナビはほぼダッシュボードに固定されており,押してもたわむこともないだろう。画面も10型ほどに大型化しており,タッチミスは少ないと思われる。

 ところがスマホナビになると,状況がかなり変わってくる。画面サイズはせいぜい6型。筆者のは5.5型である。ダッシュボードの上に設置されることが多いと思われるが,スマホそのものをガッチリ固定できるホルダーは意外に少ない。マグネットで固定するものもあるが,スマホ周辺を押したときに果たして安定して操作できるのだろうか。

 画面が小さいために,アームの先に付けて顔に近づけるタイプのホルダーもあるが,画面を見るだけならともかく,操作は不安定である。画面を操作しても動かない,ガシッとしたスマホホルダーは,なかなか見つからないというのが印象で,これは机の上で操作する時にも感じることである。

 特に,複数の人が使う家族用のクルマでは,人によってスマホのサイズも異なる。強いバネでスマホ本体を挟み込んで固定するのも,精密機械であるスマホにとって酷である。

 あとは,音声認識でどこまで操作できるか,の検証につながる。Google Voice Accessでクルマの中からLINEメッセージ発信に成功 - jeyseni's diary (hatenablog.com)(2021/4/10)辺りからずっと検証は続けているが,なかなかうまくは行かない。おそらく,複数のアプリをうまく切り替えて使う,という操作を音声認識でできないのではないかとすら思っている。LINEでメッセージを発信したあと,元のGoogle音声認識ができるかといえば,いったんLINEを終了するなり,ホーム画面に戻る必要があるからである。スマホにナビをさせているときに,ブラウザで何か検索しようとしても,ナビをいったん止めなければならないかもしれない。

 結局,「スマホでカーナビ」は単一機能だけであれば使えるが,電話やメールのやり取りまでスマホに同時に要求するのは,相当難しいように感じる。ここは,古いスマホをカーナビ専用にし,マップをオフラインにして,GPSで位置を特定するという使い方しかないかもしれない。