jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

緊急時の高解像画像衛星やスカイホークの利用はできなかったものか--観光船沈没事故

2022年4月25日に知床半島の遊覧船が知事沈没し、27日現在も捜索が続いている。乗客、船長ら合わせて26人のうち、これまでに11人が遺体で見つかっている。

   船の緊急連絡があったのが午後1時、その1時間後も連絡があったので、沈没までに少なくとも1時間はあったことになる。

   捜索は、巡視船と地元の漁船の協力で進められている。波浪が高く、荒れた海上での捜索は困難を極めている。

   ヘリコプターによる空からの捜索も危険な作業である。こうした緊急時にどう対応するかは、なかなか判断が難しい。

   最近筆者は、災害や事故が起こった時にまずgoogle mapを開くことにしている。地図よりも航空写真を見て、現場の地形や設備などを確認できるのが凄いところである。ウクライナ侵攻についても、現地の様子を確認しようとしたが、爆撃を受ける前の美しい風景が映される小手指着に乗る予定です。とにかえって空しさを感じる。

   ウクライナ侵攻では、民間の人工衛星衛星写真で車両の動きが見られた。ロシア軍の動きが捕測され、これによって作戦が大きく狂った。第二次世界大戦では考えられなかったことである。

   同じように、今回の事故ような緊急時に人工衛星画像を分析して、位置を確認することはできなかったものだろうか、というのが、指摘したいところである。また、青森の航空自衛隊に配備されたアメリカ製無人探査機「スカイホーク」での捜索はできなかったものだろうか。

   ヘリコプターを出動させるのは容易ではない。空港の手配のほか、燃料が持つかどうかも考えなければならない。1回の出動にかかる費用も1000万円にはなるだろう。出動に二の足を踏む事情がある。しかし。無人探査機なら航続時間も長く、乗務員の危険もないので、早急に出動できるのではないか。1回の出動に200万円ぐらいで済むのではないか。

   沈む前に発見することが重要だったと思うのである。こうした連携プレーがうまく取れていないのは、どんな災害時も同じである。ドローンももっと活用して監視カメラ代わりにするとか、できないものだろうか。

   筆者がもう1つ参照しているのが、気象衛星ひまわりの雲の画像である。10分ごとの画像を連続的に見ていると、「ひょっとしたらこれが北朝鮮のミサイルの軌跡では」と思える画像に出会うことがある。

   スカイホークは、このミサイルの早期発見のために装備されたのではないのか。ならば、もっと巨大な観光船ぐらい見つけるのは朝飯前ではないのか。

   今回の沈没事故で、一番必要なのは、1分でも早く現場を確認して向かう方法を決めることである。社長や経営者の責任問題はその後でいいではないか。自衛隊が独自に動けないことなど、「指示どおりにしか動きません」という姿勢は、看過できない。医療関係も同様であると感じる。これでは、やはりロシアや北朝鮮のミサイルの的になってしまう運命にある。