オミクロン株が中心になった今、最も大事で,ある意味で最も簡単な対策が「強制換気」である。まず、部屋に換気扇を必ず設置すること、そして,室内の空気を循環させて、換気扇のところに空気が移動することが重要である。
このために活躍するのがサーキュレーターである。サーキュレーターを使うと、細長い気流が部屋の端からもう片側の端まで動かせる。さらにこの空気の流れに沿って途中の空気ま巻き込みながら移動させられる。
ところが、市販のサーキュレーターはなぜか床置き用しか考えられていない。サーキュレーターを使ったことがある人なら分かるだろうが、風の強さはかなり強い。床や机の上に置いて使うには。緩めの風になりがちである。
そこで提案は高位置サーキュレーターである。とりあえず、市販品を高い棚の上に置いて使うのである。
これなら普段は天井付近を強い風を流すだけで正面に立たない限り、風の影響は少ない。可能なら複数を設置することで部屋全体の空気をかき回しながら、換気扇で効果的にウイルスを排出できる。
空気をかき回すと感染を拡大させるように聞こえるが、拡散によってウイルス濃度を下げることで、単位時間あたりの吸引数を減らすのが目的である。ある一定の個数以上吸わない限り、感染・発症の可能性は少ない。もちろん、かき回すだけでは逆効果で、必ず換気扇と併用する必要がある。
高所サーキュレーターの代わりに、エアコンの送風機能も活用できる。もともと高い位置に取り付けられており、好都合である。