jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

豊田章男氏がトヨタ自動車会長に--次は日本再生に乗り出してほしい

トヨタ自動車がトップ人事を発表。豊田章男社長が代表権のある会長に,後任社長に佐藤恒治氏が選出された。

 豊田氏の年齢を見て驚いたことに,筆者と同じ66歳。世の中を動かせる人と動かせない人の差は歴然である。トヨタ自動車という日本を支える企業を引き続き発展させる力になってほしいのと同時に,筆者としては豊田氏には日本の再生に力を注いでほしいと考えている。習近平がまともな世界路線を出すか,日本産業界が水素エネルギー,食糧工場で世界路線を出すか--このいずれかしか世界を救う手はない - jeyseni's diary (hatenablog.com)。 2022/10/6のブログに,「「世界のリーダー国」として再度先頭に立てるような政治家がほしい。豊田章男がリーダーになってもいいではないか~」などと書いた。モノづくりを知り,経営を知り,そして次の時代の社会をイメージできる人材が,日本を引っ張っていってほしいのである。

 筆者が主張する水素エネルギー社会を,最も具体的に形にしているのがトヨタである。クルマという分散型のシステムにおいて,ガソリンを使うか,電池を使うか,水素を使うかの意思決定をできるのは,それを作ったことのある人しか判断できない。中国は,まともなクルマを作ってこなかったからこそ,国を挙げてEV化を推し進めることができ,カネにものを言わせてリチウム資源の独占を図ろうとしているが,その根源にある電力は石炭火力発電で供給するという本末転倒を何の説明もなく進めている。これに待ったをかけなければ世界の温暖化が結局大幅に進む。これを止められるのは,日本の水素エネルギー政策であり,そのリーダー役となれるのは豊田章男氏しかいないと考えるのである。

 モノを作って海外に売って外貨を稼ぐという国家のビジネスモデルを最も明確に描けるのも彼しかいない。製造業を魅力的なものにし,その製造業がクルマとともに水素エネルギー産業と農水産生産工場という新しい産業を作って雇用を創出することが,日本の将来にとって必要である。

 トヨタ自動車をクルマカンパニーからモビリティーカンパニーへと路線を広げたところで,後は佐藤新社長に任せ,豊田氏自身は日本を良くすることに後半の人生を賭けてほしい。半導体製造企業の設立にも関わったが,エネルギー,食糧という世界的なテーマに取り組んで行ってほしいのである。既存の政党ではなく,モノづくり,経済つくりをきちんと考えられるメンバーを集めた新政党を作ってもいいと思う。メーカーOBは山ほどいるからである。同年齢の筆者は,教育問題についての情報発信を続けたいと考える。