jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ホワイト水素にも期待--しかし持続的には太陽エネルギーを使った水素製造とその産業化であると確信

フランスで過去最大規模のホワイト水素鉱床が見つかる | TEXAL など,ここのところホワイト水素のニュースが目に留まる。ホワイト水素は,天然の水素である。石油や天然ガスのように,地中に蓄えられてきた。これまではただ捨てられていただけだという。

 せっかく掘り当てた水素である。できれば有効活用してほしい。ただ,今からホワイト水素を狙って穴を掘っても,出てくる確率はそれほど高くない。噴出した水素を精製する技術と施設も準備しなければならない。世界的に偏在していることもあり,持続可能なエネルギーとは思えない。

 水素生産の主流は,再生可能エネルギーを使って水を電気分解してできるグリーン水素だと思う。既存の太陽電池パネルを使い,サンベルト(赤道付近)で発電したエネルギーで水素を分解,これを工業国に運んで利用する(人口減少の日本は,人口増加のインド,アフリカと密な国際連立国家を作る提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com)  2022/11/15)。これを水素燃焼と燃料電池で当面運用し,可能ならe-fuelという合成燃料を作って内燃機関で使う,というのが,筆者が描く水素エネルギーループである。

 ホワイト水素の場合,石油や石炭,天然ガスと同様,地球での偏在と利権が絡む可能性がある。しかし,産業化することで,雇用も生む。

 とりあえず,せっかくの天然水素である。無駄にしないように利用のためのループを至急作ってほしい。