「歳相応」「年齢相応」という言い方がある。ズバリ言うと「年寄りの冷や水」である。そして、これは男性のことである。
しかし、「年寄りの冷や水」と昔から言われているように、とかく男は年齢に相応しくない行動を取る。その最たるものが、女性に対する感情と行動である。
中年の女性は、自然に子作りには適さない体になり、実際に子作りには相応しくないデータも出てくる。もともと子作り以外のセックスには興味がないのが女性なので、自然とセックスからは遠ざかる。
中年以上の男性も、再生産、つまり子作りには不要な存在である。しかし、男の性欲は中年では全く減退しない。初老でもなお盛んである。老年になって初めて精力は減退するが、女性に対する興味は尽きない。
しかもその対象は、若い女性である。性犯罪の対象となるのは若い女性であり、犯罪を犯す可能性のある男は、思春期以降の全ての男性である。圧倒的に女性が危険な立場にあることがわかる。
男はいつまで経っても「少年の気持ちを持ち続けている」というのは、創造性の面では歓迎してもいいが、これがやましい心であれば、厄介である。実際、こちらの面が強い。
男に「歳相応」の行動を取らせるためには、女性の自覚、自立、自活が必要である。しかしその道のりは果てしなく、厳しい。