jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

矢板方式の河川堤防はいいアイディア。どんどん打ち込んでみてはどうだろうか。

「災害から暮らし守る技術革新必要」高知・技研製作所社長 というニュースがあった。従来の土砂中心の河川堤防を,鉄製の矢板や鋼管を垂直に打ち込んで堤防を形成するというものである。通常は仮設土留工事や仮締切工事などの工事用に使われているが,永久構造物としても使われている。

 地面に対して垂直に打ち込むので,水路のような構造物をイメージしてしまう。河川堤防のようにより自然な雰囲気に見え,川岸に下りたりするような斜めの斜面を作ったりするのには,あまり向いていないように見える。

 しかし,現存する土砂の堤防の中央,あるいは川側に1重ないし2重に打ち込んで壁を作ったら,仮に内側の土砂が流出しても矢板の層で水を止め,外側の土が崩れることを防ぐことができるかもしれない。少なくとも,堤防を超えた氾濫は起きるかもしれないが,決壊して一気に水が流れ出すのを防ぐことができるように思える。

 とにかく,インフラの監視が行き届かない中で,ヒビが入って堤防が決壊することで,被害が大きくなり,回復にも時間がかかる。

 国の政策として,全国的に一気に進めた方がいいと考える。