jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ピラミッドを見習う--海の惑星に戻ろうとする地球で生き残るため

水の災害は今後も増えるのか--インフラの老朽化に対応し,二重護岸などを提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/9/9 のコメントで,河川の堤防の強化策について提案した。コンクリートで二重の護岸を作るというものである。

 現在,コンクリートの中に二酸化炭素を閉じ込めて固定するという技術も開発されている。どうせ強固な構造物を作るのなら,いっしょに二酸化炭素も閉じ込めて減らすというのもアイディアである。ただ,そのコンクリートを作る際にも大量のエネルギーが必要なので,決定策にはならないかもしれない。

 そんなことを考えているうちに,地球が元の水の惑星に戻ろうとしているのかもしれないという考えが1つ浮かんできた。

 陸地があることで多くの生命が多様な進化を遂げた地球だが,陸地は太陽の影響を強く受け,気候は荒れやすくなった。地球の自助作用として,元の水の惑星に戻すことで太陽の影響を緩和し,生命を大事に育む環境を作ろうとしているのではないか。そんな考えである。

 「未来少年コナン」というアニメ作品がある。Wikipediaによると1978年に半年間26話でNHKで放送されたという。まさに地球全体が海になってしまった世界での話である。監督は宮崎駿氏だった。ノアの方舟状態だが,悪者は相変わらず存在した。しかし,波は穏やかで環境は穏やかだったように記憶している。

 エジプトには高さ150mに及ぶギザの大ピラミッドがある。クフ王の墓だという。しかし,巨大な石を積み上げて単なる墓を建造するのは,単に権力の象徴としては考えが浅いように見える。

 しかしこれを,限られた者だけが生き残るための人工島と考えた場合,その構造に納得が行く。非常に強固な外壁であり,波や津波があっても崩壊しない。つまり,このピラミッドを作った者は,いずれ地球が現在より深さ100m高い水の惑星に戻ってしまうことを見越して,ピラミッドを建設したのではないだろうか。

 なにしろ平坦なナイル川流域である。しかもナイル川は毎年氾濫して人々を苦しめてきた。いずれ海面が上昇して地面が消え去ることも想定される。たかが20mぐらいのスーパー防波堤では役に立たないのである。

 福島県で次の津波に備えて街全体を嵩上げする工事が行われた。同様に,大河川周辺の街も,河川が氾濫しても堤防の越水と同じレベルにまで嵩上げされていれば被害が最小限で食い止められると提案した。

 ただ,土の上に単に表面だけ舗装していたのでは,地震にも耐えられないし、土台の土砂が水に流されて崩れてしまう。ピラミッドのような強固な地盤を作り,その上に街を作るような作戦も必要かもしれない。

    中国が南沙諸島に埋め立てで人工島を作っている。軍事目的で作っているのが情けない。砂で埋め立てた島が字のごとく砂上の楼閣に終わってほしい。逆に日本の造船技術の粋である浮体工法による人口島を作ることも、今後は考えなければならないかもしれない。ロケットで月を目指すよりは現実的である。