肩凝り歴50年である。約10年前から本格的に肩凝り解消を目指して、独自の方法で自助努力してきた。
解消点を100とすると、現在の点数は95点ぐらい。なんだ、すごくいい状態なのね、と見えるが、この90点以上の状態が5年以上続いている。もう一息がなかなか解消しない状態がグズグズと続いているのである。
肩凝りで検索してみると,基本的に肩を中心として肩甲骨を動かすような運動やストレッチなどが紹介されている。凝りの原因が,筋肉に溜まった疲労物質によって筋肉が固くなっているので,血行やリンパの流れをよくすると改善される,と書いてある。
凝りがぶり返す一つの要因として,筋肉を包む筋膜のシワが固定されてしまっていることが紹介されている。シワを伸ばすのに,マッサージやストレッチではなかなか改善しないという。生理食塩水を注入することで,組織が改善され,筋膜のシワが取れて凝りが治る,という。根本的に治るというなら治療してもいいのだが,確信が持てない。
筆者にはもう一つの凝りがある。左脚の軽度のマヒによる筋力低下である。意識したのは大学生の頃に始めたスキーで左脚の踏ん張りが効かないことである。当時も何年もトレーニングしていたが,改善しなかった。いわゆる利き足の問題だろうとずっと思っていた。小学校,中学校の頃も足が遅かったが,考えてみると踏ん張りの効かない左脚ではステップも弱く,足の回転も遅くなり,遅くなるわけだと思った。
10年前に指圧とストレッチを組み合わせて凝りほぐしを開始。それまで肩凝りと共存するつもりだったので,50点からスタートしたとして,最初の5年は50~60点の間を行ったり来たりしていた。左肩の凝りと左脚のマヒ痛みが関連していることは,筋膜つながりがあることも認識し,両方同時に指圧,ストレッチをするようになって,少し改善スピードが上がったが,左脚のマヒ痛みは肩凝り以上にガンコで,75点を超えることは永遠に来ないような気がした。ストレッチにねじりを加えたり関節は面白い--ねじりストレッチが実は効果大 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/6,歩き方を変えたりしてもう一段階,改善が進んだ股関節を柔らかく、太モモの筋肉を鍛練して老化防止 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/7/5 が,最後の最後が追い込めていない。
肩凝りでよく言われるのが「肩甲骨はがし」。筋肉だけでなく,筋膜のシワなど,身体の中に何らかの癒着系の部分が存在するのが原因のように思われる。筆者の場合は,左脚のマヒ痛みと左肩が連携し,相互に影響しあっているために,通常よりもぶり返しがひどく,なかなか解消しないようである。
凝りの原因が,血行やリンパ液の循環の悪さによる筋肉の固まりと言われ,刺激や温熱などで血行を改善することで緩和されるとされる。塗布剤や湿布,磁気ネックレスなども血行改善を促進したり,痛みを緩和したりすることで効果があるというのだが,筋膜のシワを伸ばす効果は限定的だと言われている。
しかし,筆者の場合,筋肉の凝りというレベルではなく,どちらかというと筋肉の付け根にあたる腱の部分や,腱が固着している骨の部分にも,何らかの異変が起きているような気がしている。おそらく,複雑に入り組んだ神経に,通常とは異なる刺激が加わって痛みや違和感を発信しているのだと思われる。
筋肉の血行不良とすると,イメージとしては筋肉の赤味が足りなくて紫色になったり白くなったりしているように思われるのだが,実際はどういう状態なのだろうか。肩凝りの状態のときに筋肉の状態を視覚化することはないので,だれも見たことがないのかもしれない。まして,腱や骨はもともと血管が細かったり少なかったりするので,血行が良好でも白くしか見えず,血行不良による痛みがあったとしても,視覚的には確認できないと思われる。
肩の筋肉も複雑だが,骨盤から脚にかけての筋肉も複雑である。大きく分類しても,腸腰筋,骨盤底筋群,腰方形筋,広背筋,脊柱起立筋,大臀筋,外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋があるとのこと(参考:腰の筋肉の名前と働き【トレーナーが覚えておくべき情報も合わせて解説】 | Sharezパーソナルトレーナー養成スクール)。あまり動かさないいわゆるインナーマッスルも含まれている。ストレッチにねじりを加えることで,普段使っていない筋肉にも刺激が加わり,少しずつ改善されているように思われるが,素人なのでうまく行っていないのかもしれない。ここは,運動トレーナーや理学療法士,整体師などにお願いするのが本筋なのかもしれない。
あと5%。独自の指圧・ストレッチで,正直言ってO脚は改善した。O脚は直せる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/10/31。この改善によって,足首をくじくこともほぼなくなった。靴底の片減りも改善されている。左脚の感覚もかなり改善し,ステップの感覚がストレートに感じられるようになっている。歩いても疲れにくくなり,自転車での踏み込みも力強くなった。まだ試していないが,スキーやスケートでの安定性も大幅に向上していることが期待される。左ヒザを上げて支えられるようになったことで,立ったままでの靴下の脱ぎ履きの安定性も上がった。この先に,ピタッと開脚ができることが待っていることを期待して,あと5年でなんとか目標に近づきたいと思っている。その前に,筆者の肩凝り・左脚マヒ痛みの実体を知りたいと思っている。