jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

股関節を柔らかく、太モモの筋肉を鍛練して老化防止

筆者は現在、64歳間近である。あと10年ぐらいで死んでしまうかもしれないし、あるいはあと20年も生きるのかもしれない。65歳を越えると5年ごとに認知症リスクが倍増するらしいので、そろそろ少し対策を練る必要がある。

 認知症の前に、気になっているのがロコモーティブ、つまり動けるか、歩けるか、ということである。正直、筆者の左脚はやや感覚が鈍い。さまざまな理由が考えられるのだが、強く認識したのは50歳を過ぎて大手企業を早期退職して、いい意味でも悪い意味でも時間ができたことだろう。自分の経歴と向き合い、身体能力と向き合い、これまで数十年間、経験しなかった仕事を体験するなかで、左脚の感覚の鈍さを意識したのである。

  それから約10年かけて、この修正に取り組んできた。方法については、また機会を改めて紹介するが、身体が動くことのポイントを発見したので、ご紹介したい。

 それがタイトルに書いた「股関節を柔らかく、太モモの筋肉を鍛練」である。

 開脚はまだできない。その理由も分かってきているので、まず原因の解消を先に進めている。原因がなくなれば、結果も自ずと付いてくると考えている。

 関節の面白いところは、これが「蝶番(ちょうつがい)」ではないことを発見したのである。つまり、関節はねじれ方向にも少し自由度があるのである。

 開脚本が一時期流行った。何十万人の購入者のうち、実際に開脚できた人は何人いるだろうか。そもそも、運動やストレッチ系の書籍の執筆者は、もともと運動に適した身体を持っており、「できない原因」がないので「1ヵ月でできる」などと言えるのであつて、実はその原因が痛みになって乗り越えられず、断念した人が大半と思っている。このこともまた、別の機会に書いてみたい。

 さて、股関節は特にねじり回転方向に自由度がある。しかし、股関節を取り巻く筋肉が実は30種類もあり、普段使わない筋肉や腱がこの開脚の邪魔をしている。これを解消するのはなかなか大変である。筆者は10年かかっている。

 この股関節開脚を目指しているうちに、自分の歩き方が変わってきたのに気づいた。これまでは、足首を捻挫したり、小さな段差で爪先を引っ掛けてつまづいたりしていた。

 ところが、左脚の感覚が戻ってきて、ある日突然、歩いていて左脚の太モモの前の筋肉、いわゆる大たい四頭筋が反応した。左脚を上げる直前に、この太モモの筋肉が収縮し、左膝がすっと上がったのである。

 これ以降、左脚の太モモに少し意識をしたところ、左脚はすっすっと上がるようになった。歩みは速くなった。左脚に意識があるので、脚先を上げる筋肉にも意識が行き、爪先が先に上がり、つまづくことがなくなった。

 その前から感じていたのが、股関節が少し柔らかくなったことで靴底全体で地面を捕らえている感覚があったことである。これによって、おそらく、かかとの片減りがなくなり、足首の捻挫もほとんどなくなった。滑りやすそうな道でも何となくバランスが取れている。さらに、O脚がなくなってきている。

 開脚への道はまだ長いが、ロコモーティブ改善と並行して自己改善を図って行きたい。