筆者のファイルメーカー愛は半端ではない ファイルメーカー「命」 - jeyseni's diary 2021/1/23。このブログでファイルメーカーで検索していただくと、いろいろな挑戦をしていることをご理解いただけると思う。
筆者にとって最大の悩みが、ファイルメーカーがWindowsとMacにしか基本的に提供されないことである。現在、実験を進めているChrome OSも、基本的にLinuxなので、ファイルメーカーは動かない。
ファイルメーカーには、インスタントWeb公開という機能がある。1台のマシンでデータベースを動かし、ここにWebブラウザーでアクセスする。一覧表示も個別表示も、元のデータベースで設定した形をほぼそのまま使える。ひとつづきのLANの中なら自由につなぐことができるし、ファイルメーカーデータベースを公開できるWebサーバーがあれば外部からでも接続できる。まあ、Webサーバーをどうするか、その費用は、という問題があるので、個人ではなかなか難しい。WebDirectという機能も追加になったが、これもさらに設定が大変である。
そこでもう、ほかのプラットフォームでの開発はあきらめることにした。代わりに、複数の端末間をリモートアクセスでつなぐことにした。
かつて、Macの世界ではApple Remote Access(ARA)というリモートアクセスが標準で提供されていた。同じLAN内でのサーバーの操作や、社外から自分のMacにアクセスするなどが本当に簡単にできた。その後、Windowsでも提供されたが、こちらはユーザー登録やら各種ネットワークの設定などがあり、なかなかつなぐことができなかった。
現在では、サードパーティー製のリモートアクセスソフトを使っている。最初に使い始めたのがTeamViewerで、これは画期的に接続が簡単だった。そのうち管理が厳しくなったため、現在はAnyDeskというソフトを主に使っている。
ただ、自宅のタブレットが古くなって、インストールができなくなっていた。そこで、ブラウザーベースで簡単につながるChrome Remote Desktopも設定した。Chrome OS用にも同じ仕組みを導入した。
現在自宅では、2階にある筆者の勉強部屋でWindows 11のマウスコンピュータのノートPCを置いてある。これを1階のリビングに持ってきてももちろん使えるのだが、1階で仕事をするときはChrome OS flexを入れたASUSの元Windows 10ノートPCを持ち込んでいる。メールも基本的にWebブラウザーで動かしているので、ファイルの確認やメールのやり取りなどは、Chrome OS flexで十分できている。ただ、WordやExcelなどOfficeでの仕事や、Adobe系の仕事はマウスコンピュータでしかできないので、2階で作業をするか、もしくはリビングにマウスコンピュータを持ち込むか、あるいはChrome OS flex機でChrome Remote Desktopでマウスコンピュータをリモートで動かして、作業ができることが確認されている。
さすがに、オフィスで仕事をする場合は、ファイルメーカーのデータごとUSBメモリーにコピーしてローカルで仕事をしている。USBメモリーのサイズは現在128GBである。過去のデータも持ち歩いているため、ほぼ満杯状態である。差分コピーをするのにも10分はかかるが、リモートでマシンが不具合を起こした際に復旧は難しいので、ここはそれぞれローカルで同じ環境で動かしている。
基本的に、データベースはデータが1個所にあることが前提である。自宅の場合、仕事部屋で動かした状態でオペレーターが移動できることも利便性が高い。Chrome OS flexを入れたASUSマシンも10.5インチ画面で、それほど問題ないので、この環境でファイルメーカーを使うことにした。