エネルギー高騰,電力逼迫が予測される2022年冬。自室の暖房をできるだけ節約するために,人型の羽毛入り寝袋で仕事をすることや,寝るときに頭の周囲を囲うことを提案した 寝るとき頭の周りを囲ってみる--布団をかぶる代わりの暖か対策 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/12/4。実は,人型寝袋の足先には,USB電源で加熱する温熱スリッパを仕込んである。足先が暖かいのは快適である。顔周りは,人型寝袋のフードを被って巾着紐を引っ張れば目出し帽的に顔を覆うことができるので,これもほぼOKである。
最後に残っているのが,指先である。さすがにキーボード作業をするのに,手袋をするわけにもいかない。ネットでは,指出し手袋が提案されているが,これまでも試してみたが指先はすぐに冷たくなってしまう。ヒーター入りの手袋も試してみたが,これも手のひらまでは暖かくなるが,指先は冷たいままである。
頭の周りを囲うというアイディアをキーボード周りにも適用することを考えたが,8割方はタッチタイピングできても,どうしても数字や記号などを打ち込む場合はキーボードを見る必要がある。透明の箱で囲うことも考えてみたが,どう温めるかが思いつかなかった。
面白いグッズとしては,キーボードの手前に風を送り出す穴を3ヶ所に開けた商品があった。冬場は温風,夏場は涼風を吹き出すことができるそうだ。これも,キーボードを囲まないと熱が逃げてしまう。キーボードの奥側に電熱ヒーターを配置した商品もあった。これもあり得るかなと思った。
探している間に,「加熱マウスパッド」なる製品群を見つけた。机の上のビニールマットの中に電熱線を組み込んだ形である。
これはなかなか良さそうだ,と思っていろいろ検索してみるのだが,すべてサイズが80cm×33cm。温度切り替えが2段階である。要は,この加熱ピーター部を作っているメーカー(おそらく中国メーカー)が1社しかなく,それを組み込んだ商品がすべて同じサイズになり,表面の模様だけの違いになってしまう。
まず横幅80cmだが,これは幅90cmの事務用机の幅とほとんど変わらない。ところが,筆者のパソコンデスクは,幅が60cm,キーボード用の台の奥行きが30cmしかない。加熱マウスパッドだとどれも左右奥行き方向にあふれてしまう。電熱入りだから,切って調整することもできない。
筆者の使っているキーボードは,テンキーがないタイプで,横幅36cm。これにマウスパッドを入れても幅60cmが望ましかった。さんざん検索したがマウスパッドとしては見つからなかった。
そこで次に,「幅60cm×奥行き30cm,ヒーター」で検索したところ,「小型ホットカーペット」に分類される製品がヒットした。マウスパッドのように表面がツルツルしておらず,むしろ起毛でふかふかしている。ただ,この上にキーボードとマウスパッドを置ければ,操作にそれほど支障はないと判断して。価格も加熱マウスパッドとほぼ同等の3000円クラス,しかも温度調節は9段階にもセットできる。
例のごとく,Amazonで翌日届いた。コネクタの位置はやや問題だが,うまく机上に配置できたと思う。
キーボードを置く位置を少し奥にすると,手前に幅10cmぐらいのアームレスト部分ができる。ここが暖かいので,手首から手のひらまでが常に暖かい状態になる。キーボードやマウスパッドも下から直接温められているが,キーそのものがそれほど温かくなるわけではないが,キーボード上で動かしている指先も十分に暖かい。実に快適に入力作業ができる。キー入力をしない間は,手前のアームレストの幅のところに手のひらを置けば実に暖かい。いい買い物をしたと思う。
まさに,頭寒足熱+手先熱である。これは,かつての受験生時代に欲しかった。とにかく,本を支えたり,答えを書いたりするとき,指がかじかんでしまい,何度もポケットで温めたり,風呂場で手を温めたりしたことを思い出す。何となくこれで,自室ではエアコンなしでもこの冬を乗り切ろうと思う。これはオススメである。