jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

縦モニターのノートPC企画--いっそ縦開きにしてはどうか

折りたたみディスプレイをノートPC用に開発してほしい--軽量でしかも縦型大ディスプレイができる - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/8/5)に提案したのだが,ある人から「それなら,今のノートPCでディスプレイを縦に回転できるようにしてはどう?」という意見があった。

 いわゆるポートレート(縦位置)に回せるディスプレイは,液晶モニターには存在する。OSでも縦位置に対応していることが多い。

 非常に稀な例だが,Macintosh向けに「ピボットディスプレイ」というブラウン管式のモニターがあった。ちょうどA4サイズの紙が縦に表示できた。15型モニターで,A4サイズはちょうど14型サイズなのでぴったり表示できたのである。

 これをベースに考えると,A4サイズの短辺が21cm。長辺が29.7cm。一般に標準キーボードでテンキーがなければ,幅が30cmに収まる。さらにtabキーやEnterキーなどのない実質的なQUARTYキーだけであれば,幅が約21cmに入る。したがって,ちょうどA4サイズであれば,Enterキーなどの配置を少し変更すれば,モニターが縦位置になるようにしても十分実用的なキーボードになりうると思うのである。

 この場合,現在主流のワイド液晶パネルだと,縦位置に使うと横幅が足りない。やはりかつてのスクエアパネルに戻す必要があると考える。

 ちなみに,液晶パネルだと大型のガラス基板から効率良く切り出すためにワイド型は有効だったが,フィルムタイプの有機ELパネルならば,ロールツウロール,つまりフィルムを連続して巻き取りながら生産する方法が取れるので,ワイドパネルにこだわる必要がなくなる。

 縦モニターノートPCでもう1つ有利なのは,手前にタッチパッド,中央にキーボード,と配置した残りのスペースが10cm以上あることである。そこにセカンドモニターをはめ込んだりプログラマブルなキーを配置したりすることで,高度な処理ができるノートPCを実現できる可能性を持っている。

 とりあえず今回は構想なので,のちほどイメージ図を追加してみたいと思う。乞うご期待。