jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

第8波はまだ続いているが,古い体質の人々への説得材料がない状態--現状は「マヤカシのピークアウト」と判断

2023/1/5~7の3日間,新型コロナウイルス感染確認者数が第7波を超える1日20万人超えが3日続いた。グラフからも第8波の拡大傾向に歯止めがかかっていないと判断し,その翌週からの仕事をテレワークに切り替えた。

 筆者は,1日の死亡者数が数百人というレベルが続いていることで,第8波は収まっていないと感じている。第7波以降,今日時点までの感染者数と死亡者数のグラフを示す。

第7波,第8波の感染者数

第7波,第8波の死亡者数

 1日の死亡者数も,1/15~17の400人超えをピークに下がる傾向が見えているようにも見えるが,第7波に比べて減り方が鈍いように判断する。

 1つの理由は,国民の85%がとりあえずワクチン接種を受け,この効果で感染しても軽症として回復する人が増えたことが挙げられる。しかし同時に,第7波の感染拡大によって「ワクチン接種しても感染する」,しかし「接種はしているので重症化はしないだろう」という変な安心感により,4回め,5回めの接種を受ける人が急に減っていることが考えられる。

 仮に,近くに感染者が出ても,自分はすでに一度罹っている,ワクチンは接種している,としてあまり慌てなくなり,しかもしれで罹患することもあまりなく,罹患しても軽症状で済む,という学習が成り立ってしまっているようである。

 マスク着用義務をなくすという岸田首相の発言は,結局誰も言うことを聞かず,引き続きマスク着用習慣は続いていることも,感染抑止効果が出ている1つの理由かと思われる。これぞ,まさに反面教師である。

 しかしさらに,感染症指定を二類から五類にする決議を進めつつあり,明日1/27に結論が出され,準備も含めて5月頃の変更になる線が強い。これは医者が絡んでくるので,準備ができれば強制的に切り替わると思われるが,おそらく一般医は条件御託を並べて「診療拒否」するという事態が起きて,大混乱になるのではないかと予想する。同時に,ワクチン接種の有料化も始まれば,ますます接種者が減り,そこでまた感染拡大を引き起こすと考える。

 中国で感染拡大が急速に進んでいる。しかし「国民の8割,11億人はすでに感染している」という中国政府発表は,“白髪三千丈”という言葉を生んだ中国らしいプロパガンダに聞こえる。「すでに一度は知らない間に感染して治っているので,2度目はかからないから自由に行動していい」と言っているわけで,国産ワクチンの効果とも言っていないし,なんとも不可解な状況にある。たまたま,日本を海外渡航先としてビザ発給を禁止しているため,日本での再拡大の一因には当面はならないかもしれない。

 それにしても,オミクロン変異株に移行してからの亜種変異は凄まじい。ギリシャ神話の神の名前を付けて報道されたことを批判した。 ついにギリシャ神話を引き出すとは--発案は研究者なのか,それともマスコミの悪ノリか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/11/8 が,1月後半に増えてきているXBB1.5亜種については,神話名はまったく出なくなった。やはり,マスコミの悪ノリだったと見える。免疫を逃れる性質が強いとされているが,XBBに対応するワクチンが間に合わない。先行するアメリカの状況を見る必要があるだろう。

 ようやくシオノギ製薬のCOVID-19治療薬「ゾコーバ」が使われるようになったが,効果が高い初期段階で使われることが少なく,これによる中等症から重症への移行者も気になる。発熱外来での検査から保健所への登録,全数把握,という本来なら適切な流れで患者を把握する必要があったものが,作業手順が手作業やFAX送信という旧態依然な方法によるための煩雑さや,システムの不備により運用が破綻し,いつの間にか「数だけ報告すればいい」という対応になり,自宅療養,自宅待機者のフォローがおそらくまったく行われなくなってしまっているのが現状である。したがって,早期での使用で効果を表すはずの治療薬がほとんど使われることなく,一方で感染確認者数も確実な数字ではなく,さらに診療機関を受診しない闇感染者も増えていることから,筆者は「第8波におけるピークアウトは,「マヤカシ」だと思って,テレワークを続けたいと考えている。1日の死亡者数が少なくとも2桁(各県2人)のレベルまで下がらなければ,信じられない。

 筆者は2022/11に5回めのワクチン接種を受けている。当時の最新のBA.4/5対応ワクチンである。しかしそれから3ヶ月が経過し,現在の第8波で置き換わろうとしているXBB1.5には対応できていないことを考えると,「感染は続いている,ワクチンは未接種状態と同等」の危険度であると判断している。

 それにしても,アメリカのワクチン供給,中国のPCR検査は,徹底的な供給が行われ,”どこでもワクチン““どこでもPCR検査”ができているのに,たった1億人の日本がワクチン供給でもたつきPCR検査ができず,抗原検査キットに至ってはマガイモノの研究用キットの高額販売がされている。この違いはいったい何だろうと今でも疑問がある。マスクの買い占め・高額転売なども行われた。これでは戦後の闇市の体質と何ら変わらない。オレオレ詐欺やそのグループが進化したと思われるSNSによる強盗バイト,そして人種などの根拠のないいじめ問題や陰湿なハラスメントなど,日本の悪の面が2000年を境に噴出しているように思える。

 中国からの来日者を拒否し,これに対抗して日本への渡航を禁止している中国が,日本の観光業にとっての最大のお客とのことだが,外国人観光客によって受ける文化的破壊は,日本が諸外国に対して犯してきたのと同様,今度は日本が被害を受ける形となっている。お客様に対してペコペコしていることを,海外から見れば「礼儀正しい」と評価される言葉に騙されていることに,気づくべきではないのか。それほど自分たちのプライドを捨てなくてもいいのではないのだろうか。でないと,結局,日本は「フジヤマ,チョンマゲ,ウキヨエ,キモノ,スシ,ニンジャ,スモウ,ジュードー,トーフ」だけの国に戻ってしまうように思えてしまう。

 五類指定になり,「一般医療機関でインフルエンザと同様に検査で陽性判定されれば,特効薬の処方箋が出て,近くの薬局で薬をもらって,自宅で1週間休んで治療完了」,となることが本当にできるのだろうか。解熱剤ではなく,治療薬が本当にどこでも入手できるのだろうか。

 しかも気になるのが,インフルエンザにはない「後遺症」が残る確率の高さである。中国で11億人がすでに感染して回復したとして,そのうち3割に後遺症が出るとすると,3億人分の労働生産性が落ちることになる。中国はこの事態を乗り切れるのだろうか。

 個人的には,すでに認知症予備軍年齢帯に入っている。今のところ,たぶん問題は生じていないと確信している。できれば,この現在のクリアな精神状態のまま,この世におさらばして行きたい。そこにCOVOD-19後遺症による倦怠感や脳症などに入り込んでほしくない。あくまでも逃げ回るために,できるだけ人との接触を減らし,外出時にはマスク着用,寒いが部屋の換気,そしてテレワークの継続をしたい。しかし,「どう抵抗しても同じだよ」と軽く言われても反論する材料を持っていない。できるところは,電話やメール,zoomなどで離れた環境で進めたいのが,現在の考えである。