jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

新型コロナウイルス第7波の収束が見えたのか--インフルエンザと同じ扱いに早くすべきだが,安倍元首相の国葬が邪魔をしている。第8波は2023年1月と予想

新型コロナウイルスの第7波感染拡大が,かなり収束に向かっているように見える。筆者が予想したカーブにほぼ沿っているが,2022年9月末で収束,というわけにはいかないようだ。

全国の感染確認者

 WHO(世界保健機関)のペドロス議長も,「終息が見えてきた」と宣言し,パンデミックを抑え込むためのいいタイミングだという認識を示した。

 オミクロン株が感染の中心となった2022年1月の第6波のときに,感染力は強いが重症化リスクが低いことを理由に,二類感染症指定から五類指定に変更してインフルエンザと同じ対応にすべきだと提案したが,半年経った今でもまだ,二類相当となっている。全数把握をしなくてもいいという方針を政府が出したものの,軽症者のフォローが不完全になったときの急な症状悪化を把握できないという恐れがまだ残っている。

 結局,症状が出た人は薬局でPCR検査キットを購入し,陽性が出たら発熱外来に行くという流れとなり,外来にかかるタイミングが1日遅れる。軽症の場合は,保健所からのフォローもなく,自宅で自分で症状管理をし,7日に短縮された際の検査も自主的に行い,治ったかどうかも自分で判断しなければならない。発熱に対する解熱剤という対症療法しかない。何らかの基礎疾患があっても,一般医療クリニックを訪れることはできず,そこで持病側の悪化によって死亡するという可能性があり,1日の死亡者数が200人前後と高止まりしているのが,どうしても気になる。

 オミクロン株は,早くインフルエンザ相当の五類感染症に変更し,一般クリニックで基礎疾患の診療と同時に診察を受けられるようにしないと,持病による悪化を見逃してしまう可能性がまだまだ高い。

 たしか,第7波が収まったら五類指定を検討すると政府は言っていたはずだが,これを邪魔しているのが安倍晋三元首相の9/27に行われる予定の国葬だろう。これを強引に挙行した上で,シラッと変更するのだろうか。

 二類の場合,ワクチン接種は国費で行われるため,費用負担はない。しかし,接種券が送られてこない限り,接種することができない。筆者も7月に4回目の接種を受けたが,10月から接種が始まるオミクロン対応の二種混合ワクチンは早く受けたい。

 五類に変更になると,接種が有償になるので,元々もう受けたくないと思っている人は接種しない。せっかくのオミクロン対応ワクチンの接種が進まない可能性が高い。

 ただ,接種券の発行を待たなくて済むため,自費で自己判断で接種できるのではないかと思う。インフルエンザワクチンと同程度の4000円ぐらいであれば,筆者はなるべく早く5回目としてオミクロン対応ワクチンを接種したいと考えているのだが,こういう考え方をする人は少ないのかもしれない。早く日常に戻って,フリーハンドで活動したい,と思っている人の多くは,おそらくカネを払ってまでワクチン接種をしようとは思わないのではないか。

 これから冬場に入り,インフルエンザもまた増えてくる危険がある。丸2年間,感染拡大が抑えられてきたが,集団免疫も低下しているからである。そこにおそらくワクチン接種マインドは低いため感染が拡大し,同時にオミクロン株の第8波が2023年1月からまた始まると筆者は予測する。