今の俳優さんは大変だな,と思う件 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/10に書いたブログである。俳優もそうだが,今のドラマの主役はジャニーズ事務所のイケメン歌手が器用されることが多い。歌手,ダンサー,そして俳優。さらに声優にも抜擢される。何受けを狙っているか,明白である。
女性の配役は,AKB48系出身者とモデルがずらりと並ぶ。こちらも狙いは同じである。
そして登用されるドラマが,ほぼアングラ・アニメの実写版である。逆に,アニメが特定の俳優を意識して描かれているとも言えるし,さらに俳優がアニメの主人公に意識的にイメージを寄せているとも言える。
そのドラマに付けられるタイトルが,もはや散文である。タイトルとは思えない。これらは意図的に付けられたものなのだろうか。作者が最初に考えたタイトルが,誰のチェクも受けずにそのまま表に出ているような気がする。
10年前に再就職のための就活をする中で,出版社の募集に「BLコミック編集」というのがあった。コミックなら別に自分が描くわけでもなく,作家とのやり取りの仕事をすればいいだろう,という軽い気持ちでいた。そもそも当時,筆者はBLという言葉を知らなかった。当然,筆者の持っている国語辞典にも英和辞典にも載っているはずがない。Boys Loveというジャンルがあることを,そのとき調べて初めて知ったのである。
かつての恋愛コミックといえば,ハーレクイン・ロマンス・シリーズぐらいしか頭になく,この2つの単語の組み合わせには違和感があった。現在のLGBTQに個人的に違和感があるのと同じだろう。そして,最近のドラマのテーマ・タイトルが,このBLコミックを引きずっているように感じるのである。これはあくまでも個人の感触である。
かつてのエロ小説やエロビデオのタイトルは,もっとストレートに内容を伝えていたので,一目でそれと理解できたが,最近のドラマのタイトルは「またか」と思わせるような違和感を覚える。単に年寄りだからという理由もあるのだろうが,おそらく海外の映画やドラマは,もっとスマートなタイトルを考えるだろうと思われるのである。
散文的に「。」で終わるタイトルは,筆者は御免被りたい(まあ,名作として「悪魔が来りて笛を吹く」といったものももちろんあるのだが・・・)。