jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

新型コロナ36週で準警報レベル県が関東,中部に--第9波を上回るペースで増加する危険性

新型コロナウイルス感染症の五類指定後36週の2024年1月末週の全国平均は,14.93人となった。10週連続で増加している。ゴロ合わせで第10波である。

 県別に見ると,準警報レベルとして筆者が色付けした20人超えとなった県がとうとう出現した。福島,茨城,栃木,群馬,千葉の関東圏と,石川,長野,愛知の中部圏である。

36週で準警報レベル県が8県

 第9波の流れだと,ここから2ヶ月の3月後半までには収束するのだが,今回は冬場であることと,ワクチン接種がまったくされていないこと,人々の移動が急増していること,そして人々の対策に対する関心がほとんどなくなってしまっていることに加え,能登半島地震の復旧が長引いていることと,政治家がお家騒動にかまけてしまって,いまだに一言も第10波に言及していないことなどの政治空白の影響があり,2023年初めの第7波を上回る感染拡大を素人としては予想せざるを得ない。

 ジェネリック薬品会社が,検査不正で操業縮小や営業停止になっていて,最低限必要な解熱剤などの薬の供給に不安がある。また医療態勢も一種の慣れによって,中等症や重症に対する準備が緩慢になっているように思える。

 インフルエンザも19.20人で3週連続で再び増加傾向が見られる。

 花粉症の季節も迎えつつある。特にクシャミが花粉症によるものなのか,新型コロナによるものなのか,判別しにくい時期になる。とにかくマスク着用と咳・クシャミエチケットの徹底を再度お願いしたいところなのだが,相変わらずのアゴマスク,腕マスク,マスクなしの現状である。

 これまでの新型コロナウイルス禍では盛んにテレビに登場していたナビタスクリニックの久住英二先生は,インバウンド旅行者の増加の歓迎報道に出て来ているし,池袋大谷クリニックの大谷義夫先生は,自身の新著「1日1万歩を続けなさい」の話題で引っ張りだこである。せっかく有名なタレント医師になったのだから,早めに新型コロナのコメンテーターに戻って警鐘を鳴らしてほしいものである。