2024/12/13 朝のニュースWebを見ていて,驚いた2つの記事が以下である。
・宇宙の歴史ほどの年月がかかる計算をたった5分に、グーグルが量子チップ発表 AIや医療分野で実用化に期待(字幕・10日) | Watch
量子コンピュータは,世界各地で開発が進められている。同じ日のニュースで,中国が量子ドット数が世界で最も多い量子コンピュータを開発したという報道もあった。googleは量子ドットの数よりも安定性,計算の信頼性がポイントだとしている。
現在のスーパーコンピュータで数億年かかる計算が5分でできたという。これではもはやどんな暗号も無意味になるのかもしれない。
一方の動画の自動吹き替えは,ドラえもんの翻訳コンニャクレベルのすごい開発である。すでに数年前から音声を認識してテキスト化するのと同時に,これを翻訳する技術は開発されていたが,さらにこれを音声合成しているということになる。まあ,時間の問題だったということではある。そもそも,音声認識でテキスト化する部分でもgoogleが先行したし,翻訳も文のパターン認識でより実用的な翻訳文を生成する技術をgoogleが開発して提供していた(音声認識から翻訳,そして字幕入りの動画制作環境にすっかり取り残されてしまっていた件 - jeyseni's diary 2022/5/3)。スマホレベルで音声翻訳するアプリもかなり使われている。Youtubeに実装されたといっても,なるようになっただけかもしれない。
筆者は,英語にはそれほど不便を感じていないが,ネイティブとして聞いたり話したりしているわけではない。まして,一念発起して20年前に子供たちと一緒に多言語を楽しむグループに参加して楽しい時間は過ごせたが,身につくものではなかった。世界中に160以上もの言語があり,かつては和英・英和の翻訳ソフトでもトンチンカンな訳しかできなかったものが,google翻訳によって一気に簡単に翻訳できるようになり,google音声認識,音声合成によってその音声化も一気に進んだ。AIの導入により,さらに翻訳精度は向上するだろう。同時通訳者というプロでも,100%完璧にリアルタイムに翻訳できるわけではない。専門の話になれば場合によっては1/3ぐらいしか訳せないぐらいスキルを必要とする。ここにAIの進出は恐ろしいほどの効力を持っていると思う。もはや外国語の勉強は不要と言えるほどである。
そのうち,若者言葉のような超省略語や隠語すら訳せてしまうようになるだろう。これでは隠語の意味がなくなるし,特に日本語で進んでいる意味不可解言葉が海外に進出することは,日本の文化の崩壊にもつながりかねないと考える。
量子コンピュータを使ってでも,バーチャル世界のあらゆるデジタル犯罪の元をたどってほしい。量子コンピュータは,バーチャル,クラウド,インターネットの闇の世界を白日の下に晒し,あらゆる犯罪を突き止めることができるツールだと信じている。これを1民間企業や,権威主義国家が運用することには,また懸念を示さざるをえない。