jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

脚の内側,膝の裏側,足裏の拇指球への意識--1歩1歩を大切に調整中

筆者の左脚に少しマヒがあるようだということを,このブログで何度か告白してきた。ストレッチや歩き方,マッサージなどを15年以上続けて,改善とぶり返しを繰り返しながら,少しずつ感覚が戻ってきていることも報告してきた。

 それでもまだ,肩こりや脚の不定愁訴は完全には消えない。以前は就寝前にマッサージをしないと寝つけなかったのは相当改善はしたが,人生の大半を共存してきた凝りのしつこさには,我ながら感心するほどである。

 継続的,断続的なストレッチに効果を感じているのが,「歩行」である。筆者は今,脚のいろいろな個所への刺激を意識しながら,その1歩1歩を大切にしている。

 脚の感覚が戻って来ている中で,歩行中に刺激が戻って来た個所がいくつかある。それが,タイトルにある「脚の内側,膝の裏側,足裏の拇指球」である。

 脚の内側とは,開脚したときに最も突っ張る筋である。普通に歩いているときはほとんど意識しないが,足元が滑ったときにちょうど開脚状態になり,そのときに脚の内側に力を入れられれば脚が開き切らずに滑らないように制御できる。スキーで板の内側のエッジをコントロールするのに,足首だけでなく,脚全体,身体全体でコントロールする意識である。

 本来なら,まさに1歩ずつ左右交互に意識すればいいのだが,普通に歩いていると刺激の間隔が短く,脚の内側を十分に伸ばしたり意識したりできないように思える。そこで,3歩歩いて右脚,また3歩歩いて左脚と,3拍子で歩くことを考えた。これなら,「次の1歩は右脚を伸ばすぞ」という心の準備をして脚の内側に意識を向けて歩くことができる。

 また,登り坂よりも下り坂の方が,通常よりも後ろ側の足の位置が高くなるため,1歩当たりの前後の開脚の角度が大きくなる。脚の内側の筋への刺激はより強くなる。後ろ側の足が地面を離れるまでしっかり意識して蹴ることができる。

 膝の裏側も,普通に歩いているとほとんど意識しないと思う。ここに刺激を感じるには,膝がしっかり伸びている必要があるからである。普通に歩いていたり,健康を意識して速歩で歩いたりすると,膝を少し曲げてクッションを効かせるため,膝は伸びず,膝の裏側への刺激はない。

 膝をしっかり伸ばすには,足先をしっかり前に振り出して,足のかかとからしっかりと踏む必要がある。正直,これまでは足を振り出して前に体重を移したときに,ひょっとしたら足が滑るのではないか,という意識が無意識のうちに働いたようで,特に左脚の振り出しが少なかった。そこで左足を意識的に大きく前に振り出すことで膝裏に刺激がくる。最初は左足が滑るのではないかと少し怖かったが,次の足裏への意識と併せることで,膝をしっかり伸ばして歩けるようになり,膝の裏側の伸びを意識できるようになった。

 そして足裏の拇指球,つまり親指の付け根への意識である。これは一般的な歩き方にもよく登場する。さらに言えば,拇指球を通る足の裏の内側の線を意識して,足裏全体を意識して地面を感じる必要がある。

 このために必要なのは,柔らかめの靴である。足を締め付ける革靴は良くないと何度か指摘してきた。一方で,最近話題の厚底スニーカーはおそらく足への刺激が的確には伝わらないと思える。ごく普通のスニーカーがいいと思う。しかも足の指を開いてしっかりと地面を踏みしめられるように,4Eなどの幅広靴がいいと思う。その方が拇指球をきちんと意識できる。さらに,土踏まずも意識できると思う。靴を履いたまま,足裏のストレッチもできる。それぐらい力を入れて踏みしめることを意識するので,おそらくスニーカーの靴底にもかなりの負担がかかる。まず1足は履き潰す気持ちで,あまり高額なスニーカーでない方がいいかもしれない,というのが筆者の意見である。

 ここ3年間の新型コロナウイルス禍の最中は,在宅で仕事をしていたため,歩く機会が少なかった。幸か不幸か通常通勤に戻って1年,やはり通勤では1日8000歩は歩いている。その1歩1歩を大切にしたいと思う。この年齢なら,別に他人と張り合って速く歩く必要もないだろう。上り階段,下り階段も適宜利用して,足から脚を刺激することで血行も改善させ,ロコモーティブの維持と認知症予防を自分なりに追及してみたいと思っている。ほかにも,タイピングで指を使うこのブログや,しゃべくりのあるバイトなども,老化防止のための訓練だと思って,できる限り続けて行こうと考えているのである。