アイリスオーヤマの真空断熱クーラーボックス(60L)を購入した。「約22日保冷」というのがうたい文句である。販売が2024/6/1からとのことで,5月末の予約,6/6に届いた。予想していたものよりも大きく,置き場所には困りそうである。
とりあえず,家の物置に押し込んだ。これから首都圏に来るであろう大地震で,電気が長時間停電したときのことを想定して,冷蔵庫・冷凍庫の中身をとりあえず数日間キープすることを目指している。
水は家族5人が1週間飲むだけの量をペットボトルで確保している。ガスボンベは6本。ただし調理には旧式の石油ストーブを活用することを前提としている。ガスボンベをいくら確保しても,2日と持たないからである。
電気については,以前紹介したように大型のポータブルバッテリー2基と,太陽電池パネル1枚を準備した(タンデムバッテリー態勢で災害に備える--能登地震で決意して導入 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/1/6)。夜間の照明と通信系,パソコンなどの情報系,扇風機などは,これで騙し騙し使えると思っている。
しかし問題は,常時電力を供給しなければならない冷蔵庫である。上記お大型バッテリーでもおそらく1日が限度で,冷蔵庫用に使っている間は照明も節約しなければならない。なんともみじめな状況になることが予想される。
そこでこのクーラーボックスの登場である。長期停電が予想される場合,まず,数時間は冷蔵庫・冷凍庫を開閉しないで冷気をキープするところから始め,それで解決しない場合,冷凍庫と冷蔵庫の肉類や牛乳など,日持ちのしない食材をクーラーボックスに移して密封する。冷蔵庫の庫内容量がボックスの数倍あるので,全部は入りきらない。そこで仕分けである。ボックスに入り切れなかった食材から,先にどんどん使っていく。これで1週間は何とかなるのではないかという読みである。
問題は「約22日保冷」という看板の真偽である。「約22時間保冷」の間違いという可能性も否定できない。またわざわざ確認もしようがない。同社の基準で「保冷」がどういう定義なのかにもよるだろう。
とりあえず,最初に復旧が予想されるのが電気なので,それまでのつなぎができればと考えている。ポータブルバッテリーや太陽電池パネルでの対応も考えてきたが,天候に左右される。小型の風力発電もまだ視野には入っているが,これも普段の設置をどうするか,悩ましい。エンジン式の発電機は,騒音と一酸化炭素で周囲の理解を得にくい。
能登半島地震からもう6ヶ月目に入り,ようやく輪島朝市地区の公費解体が始まった。復旧はいつになるのだろうか。同じような半島地域である房総半島や三浦半島でも,孤立地区が多く出ることが予想されている。復旧のシナリオをもっとしっかり作って即応してほしいものである。