2024年も猛暑である。エアコンにも負担がかかっているのか,毎年のように夏前には1台が不調になり,交換している。リビングのエアコンは,イヌを飼っていることもあり,ほぼ1年中使っている。あまり冷えないと思ってフィルターをチェックしてみたら,ホコリがこびりついていた。使用頻度の高いエアコンなので,自動清掃機能付きにモデルを導入しているのだが,そのホコリ落としブラシがすでに固まった状態になっており,フィルターのホコリをかき落とすことができなかったようである。
普通,エアコンのフィルター掃除は屋外ではたけば大部分は落とせるのだが,今回はびくともしなかった。ほうきで払っても落ちない。仕方なく水洗いしたら,ごっそりと落ちた。改めてエアコンに取り付けてみると,設定どおりの温度まで難なく下がった。音も静かになったという。相当無理な運転を強いてきたようであり,電気代も余分に掛かっていたと思われる。反省。
さて,いつのまにか全室に1台ずつエアコンが付くようになってしまった。入居当初はリビングに1台だけで十分だったが,和室,2階の3部屋と全部で5台に増えてしまった。それぞれ独立して仕事や勉強をするのだから仕方がない。
それにしても,会社では空調に対する不満が多く聞かれる。エアコンの吹き出し口に近い人は風の直撃を受けるし寒く感じる。一方で吹き出し口から遠くにいる人は,モヤっとした空気しかやってこないので暑く感じる。吹き出し口にファンを付けてかき回したり,仕切り板を立てて風を防いだりと,面倒な対応が必要になる。
さらに,足元と頭で温度差もでき,腰から下に毛布を掛ける人も出てくる。特に女性が寒く感じるようである。
温度が低いと感じる人が温度設定を上げ,一方で暑いと感じる人が温度設定を下げる。社内の力関係で温度が低めに設定されることが多く,寒く感じやすい女性陣から不満の声が上がる。
こういう猛暑のときは,特にオフィスワークの企業では,積極的にテレワークを推奨すべきだと思う。自宅ならより楽な格好で,自分の好みの温度設定で仕事ができて能率も上がる。相変わらずの“痛勤”もしなくて済み,家から駅,駅からオフィスの間も猛暑の中を歩かなくても済む。第一,通勤移動する時間を別のことに使える。再び,感染者が増えつつあり,筆者がすでに第11波と呼んでいる新型コロナ(新型コロナ58週は8.07人で8週連続で増加--第11波に入ったと筆者は判断。沖縄は29.92人で前週の29.91人に続き3週連続で警報直前,鹿児島の23.13人も警報直前で九州全体が注意報入り,千葉が10.91人で注意報入り - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/7/13)の罹患リスクも下げられる。
おそらくだが,オフィスの半分は旧式のエアコンが使われており,冷房効率が悪い。一方で家庭用のエアコンは高効率モデルにどんどん置き換わっている。全体としてのエネルギー使用量は減ると期待できる。
企業側は,交通費を払う代わりにテレワーク手当を出し,これを各家庭の光熱費に充ててもらえばいいのではないか。交通費が毎月1万円ほどだとすれば,ちょうど光熱費い充てていいぐらいになる。
単純に思い付きのようなサマータイム提案をするのではなく,たとえば,通勤を週1回,あとは在宅テレワーク,とすれば,中途半端にオフィスでエアコンが空回りしていることもないだろう。大気も不安定で,雷雨も各地で発生しており,これによる交通被害も出ている。在宅ならこうした移動困難事例に巻き込まれるリスクも少ない。
以前から言われている,コンプライアンスをキープできる仕組みをきちんと構築するいいチャンスでもある。退職者の名刺情報持ち出しも,防がなければならない。教育や指導だけでは,もはや情報漏洩を防ぎえなくなっている。テレワークにも単なる在席監視だけでなく,情報漏洩を防ぐための仕組みが求められるし,今が導入のタイミングにも思える。