jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

限界を越えた身体能力は人を魅了するが,やや行き過ぎの感--ダンスパフォーマンスに見る生物の骨格のすごい設計

突然のk-pop BGM - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2020/10/9)。新型コロナウイルスが発生した2020年1月以降,自主的に自宅でテレワークを開始して8ヶ月経ったころのブログである。ノリのいいk-popをBGMにしたことを書いている。もっとも,その後,筆者からこのブームは消えてしまったが,k-popを中心としたダンスパフォーマンスには,その後も驚かされている。日本の若者のグループも,韓国のグループに負けないぐらいのダンスパフォーマンスができるようになってきたと思うのだが,韓国グループのパフォーマンスを越えたようには見えない。マネをしているようにも見えるし,ほぼ同等に見えた場合も化粧や表情を韓国人に似せているように思える。

 ダンスパフォーマンスでk-popが世界進出したのがBTSであり,これによって男性グループによるダンスパフォーマンスのオリジナルが韓国にあると認知された。同じことをやっても,マネとしか見られないほど,いまだに明らかにトップパフォーマンスを続けていると思う。

 その後,日本の音楽界でもダンスパフォーマンスグループが続々と登場し,国内的には成功を収めているようである。一般の若者も,その後を続けとばかり,練習をし,それをYoutubeTiktokにアップロードしている。たしかに,かつての「のど自慢大会」に出場しても評価の基準が違うし,登竜門的なイベントもないし,オーディションなどをこまめにチェックするか,インターネットへの動画公開でチャンスを掴むか,新しいルートを見つける必要があるのかもしれない。これが行き過ぎなパフォーマンスを誘発しているような気もする。

 それはともかくとして,ある意味で激しい身体の動きが人を魅了するのだが,身体能力的に本当に大丈夫なのか,と思わせる動きもある。特に首を左右前後に激しく動かす動作や,急加速・急ブレーキを繰り返すような動作が,骨格や筋肉,腱,そして神経に及ぼす影響が心配になってくる。

 一般人でも,反動を利用して身体を動かすラジオ体操に対して注意喚起されており,静的なストレッチが推奨されているのに対し,ダンスパフォーマンスは真逆な動きをしているからである。

 おそらく,現在のダンスパフォーマンスのような動きは,過去には見られなかったと思う。せいぜい,サーカスの「軟体人間」的なパフォーマンスで人々の度肝を抜くぐらいではなかったろうか。それだけに,ヒトを含む生物のこの骨格,筋肉,腱,神経といった構造が設計できている事実に驚くのである。

 今や,普通のヒトの動作はロボットで完全に代替できつつある。かつて困難だった二足歩行ロボットが当たり前のように登場し,陸上トラックを走ったり,階段を駆け上がったり,不整地を転ばずに走破したりしている。正直,ドローンの次はこのロボットが無人兵器として使われてしまうのも時間の問題だと危惧しているほどである。かつてのSF映画の中でイメージとして登場していたロボット軍団が,現実に現れたようにも感じる。

  しかし,ロボットの動作がヒトに近づいたといっても,人を感動させるような芸術的なパフォーマンスはまだできない。複数のロボットが同時に同じ動作をしても,日本体育大学の「集団行動」や,軍隊の整列行進を真似たものにしか見えない。表情がない分,さらに不気味な感じを抱かせてしまうかもしれない。

 生物の神秘に改めて感動するのだが,特に関節のパフォーマンスは歳とともに錆びついていくのを感じる。今さらダンスパフォーマンスができるとは思えないが,ストレッチ,筋肉を意識した歩行,そして適切な栄養取得を心がけることで,動ける身体だけは維持する必要があると認識している。動けなくなると,とたんにやる気がなくなるのを感じるし,おそらく認知能力も下がってしまうように思う。

 この「ブログ」でも,ネタ集めのためにニュースサイトをチェックするなど,自分なりに関心の幅を広げているつもりで,頭の体操にしている。表立って書けずに,下書きのまま眠ってしまっているテーマも結構ある。それでも,かつての日記と違って,表の顔と裏の顔を両方持てて,文章という形で自分の考えをまとめられる仕組みに出会えたのはありがたいと思っている。