jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

地震計アプリを使ってみた--手持ちだと意外にも震度2ぐらいで揺れているらしい

電車に立って乗っていると,発車時,減速時,加速時,ブレーキ時などに身体が揺らされる。加減速時の加速度の変化によって,身体に慣性力が加わり,態勢が崩される。

 脚を踏ん張って倒れないようにする。もう何十年も同じことを繰り返してきた。どれほどの加速度が加わるのだろうかと思っていた。スマホアプリに加速度計があることを知り,インストールしてみた。

 正直言って,XYZ方向および回転方向の数値は出るのだが,今一つピンと来ない。

 ほかにアプリを探してみると,地震計アプリというのがあった。電車に乗っているときにずっと手持ちで画面を見ていたのだが,常に震度2前後の数値を出していた。ところがスマホを机の上に置いてみると,ほぼ震度0だった。手持ちだと身体の振動を拾ってしまうようである。

 といっても,いつ起こるか分からない地震を捉えるために,スマホを置いたままずっと稼働させておくわけにもいかない。このアプリはどういう使い方を想定したものなのだろうか。

 筆者も若いころは,スキーを楽しんでいたこともあり,電車の揺れを手放しで堪えるのを一種の訓練と思っていた。さすがに急ブレーキではバランスを崩すことも多かった。

 近年は,スマホを操作する人が増え,イヤホンもして外の音を遮断しており,つり革につかまらずに画面に集中している人が多い。当然のことながら,急ブレーキ時には大きくバランスを崩す。つり革を掴むタイミングも遅れる。大きな荷物を身体の前に抱えているので,ぶつかってくる圧も高い。自分の脚でしっかり踏ん張っている人も少ないように思う。

 電車はモーター制御なので,自動運転化に適している。乗客がなるべく揺れないような加減速,そして急ブレーキをしないような前後車両との連携運行など,比較的簡単に導入できると思う。かつて,街中に市電が走っていた時代を筆者は知っており,市電に比べてバスの加減速が荒っぽいと感じていた。当時のバスはマニュアル車で,ごく一部でドイツ製のオートマチック車が導入されていた。市電も電車もモーター制御であり,EVの無人運転車が登場する時代である。電車も無人化,自動運転,そして状況に応じた運転ができるようなAIの利用などを進めた方がいいと思う。