新型コロナウイルス感染症五類変更後84週は全国平均が5.48人,インフルエンザは42.66とさらに急増し,昨年末の流行を越える勢い - jeyseni's diary (2024/12/29)と書いた。筆者の周辺でも,インフルエンザ感染の話を聞くようになった。しかし,世の中全体の危機感が低い。
マスク着用率は相変わらず低いままである。テレビでは年末特番が流されているが,感染症対策がされている様子はまったく見られない。マスク着用もなければ,狭い室内で大声を上げるいつものスタイルである。
筆者の家族も,2022年に新型コロナウイルスに次々と感染し,筆者が1人で看病をしたが,筆者のみが感染を免れた(我が家の新型コロナ感染対応--オミクロンはやはり感染力が強かった - jeyseni's diary 2022/3/24)。ワクチン接種を受けていたとはいえ,このときはさすがに緊張したが,筆者の部屋は換気扇を追加して常に換気をしていた。仮に自分の部屋に他の家族からのウイルスが侵入したとしても,そのウイルス濃度を下げて感染リスクを下げることができると考えたのである。
その後,マスク着用,手洗い,アルコール消毒についてはある程度の認識がされたが,換気については一向に強化されなくなった。筆者が勤める職場は,換気扇が設置されているが,室内の空気はどんよりとしているため,小型の扇風機を筆者の机の上に置き,在席時には常に扇風機を動かして筆者の周囲の空気を滞留させないようにしている。少しでもウイルス密度を下げるようにしているのである。
現時点で,ワクチン接種をしている人の割合は極めて低いと考えられる。またマスク着用率も上がらない。もともとマスクは感染者がウイルスを拡散させるのをある程度防止する効果はあるものの,ウイルスを吸い込むのを防いで感染を防止する効果はほとんどない。医療用のN95というマスクですら,感染を100%防ぐことはできないのに,市販のマスクで,しかもいい加減な着用方法を取っていて,罹患を防止できるはずがないのである。
ならば,換気を徹底して室内のウイルス濃度を下げることで,感染リスクを下げるしか方法がないと考えている。筆者の部屋も,引き続き換気を続けているのである。家族,経営者,店舗など,空間を管理している方は,ぜひ再度,換気能力の強化をしていただきたいと訴えたい。同時に,一般人はマスク着用,手洗い,正しい食事による免疫力強化,そして油断をせずにいてほしい。しかしこれらは期待できないだろうから,筆者は個人的にできる範囲であがくことになるだろう。