jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

マスクを着用する人は単なる「小心者」なのだろうか--マスクをしない人の咳・くしゃみエチケットなし状態は相変わらず

新型コロナウイルス感染症五類指定に変更になった2023年5月以降も,日本人はマスクを着け続けるんじゃないか,という観測が多かった。コロナ禍でマスクを着けることの1つのメリットとして,顔を隠せるので外出時に気を使わなくて済むから,という理由があった。男性の場合は無精ヒゲで,女性の場合は化粧なしで,外出できるからというわけである。

 しかし,6月からすでに猛暑日となり,マスク着用率は一気に10%まで下がった。特に屋外での着用率は低い。「マスクを着けることで熱中症リスクが上がる」という医療者の警告もあり,屋外であろうと,電車の中であろうと,マスクを着用する人は激減した。おまけに,海外からの観光客はほとんどノーマスクである。

 アゴマスクに腕マスク--ポーズだけのマスクは無意味 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/7/30 と書いた。まったくのポーズであった。

 筆者の周辺でも,2023年に入ってから感染したという人が結構身近に数人出ている。大部分は40℃ぐらいの熱が急に出て,鎮静剤を数日間飲み,回復するというパターンである。筆者よりも高齢の人でも複数人の感染者の話を聞いている。とりあえずいずれも,ワクチン接種はしており,後遺症はなく,現場復帰している。

 とはいえ,やはり筆者はこの病には罹りたくないので,逃げ回っている。つい先日,7回目の予防接種の案内が来たところである。高齢者の多くは,すでに6回接種しているようだが,若い人はもはやワクチンどころか,窓開けもマスクもほぼ未使用状態であり,中年男性はアゴマスクに腕マスク。可哀想なのが子どもたちで,右往左往している感じである。

 人が見えたらマスク着用--新マスクルールを提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/7/1 は,五類変更前の昨年の夏に筆者が提案したルールである。筆者はいまだにこのルールを運用している。逆に,マスクは4層のくちばし型も続けている(くちばし型マスクを初装着--隙間が少なくてgood。マスクインナーカバーとの併用もオススメ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/1/15)。相手がマスクをしないのだから,自分が吸い込む危険性を少しでも低めようとの思いからである。

 かつて,風邪やインフルエンザが流行する冬場は,風邪をひいている人が他の人に迷惑をかけないようにとマスクをするのが当たり前だった。今は,咳やくしゃみをする人はマスクをしないで,罹らないように怯えて逃げ惑っている筆者のような小心者がマスクをしている。咳・くしゃみエチケットも相変わらずほとんど見ることはできない。大手を振って頭の上からくしゃみをされる。せっかく座れた電車の席を立って他の車両に移動することを,この1年で何度繰り返したことだろうか,とため息が出るのである。

 ただ,スーパースプレッダーがあちこちに出没していることはおそらくなくなりつつあり,職場でも会話がない状況ではマスクなしで過ごしている。マスクを着けて移動している場合でも,おそらくウイルスに遭遇している機会は7波,8波のピーク時よりは減っていると考えられる。したがって,ここは個人の判断だが,マスクの連用をして資源のムダ使いを減らしている。

 夏場は,マスクがウイルスで汚染されるというよりも,汗で汚れてしまう場合が多いのだが,マスクインナーカバーはマスクと肌が直接触れる箇所をマスク周辺だけに限定でき,マスクのよれも防ぐことができるため,数回の使用を容易にしている。

 特効薬開発の話題が一切出てこなくなってしまっている。ワクチン開発も,ウイルスの変異のスピードに間に合っていない。鳥インフルエンザの猛威によりタマゴの供給量が減って高騰し,ヒトのインフルエンザワクチンの生産にも影響が出ている。

 タマゴでワクチンを作る方法では,供給量を増やすことができない。インフルエンザの場合はパターンは4種類ぐらいに限定されてきているので,インフルエンザワクチンをmRNAワクチン法で製造し,特効薬研究にも役立つタマゴ法を新型コロナウイルスに適用して,特効薬開発を急いでほしい。

 筆者も,できれば早くマスクを外した生活がしたい。新型コロナウイルスに感染したことのある人が増えて集団免疫が獲得されつつあるのかもしれないが,変異が続いている以上,手ぶらで歩けるとは思えない。これからようやく気温もある程度下がってくると,夏場で抵抗力が落ちたところにまた感染が拡大する懸念がある。解熱剤の供給が増やされているという話も聞かない。小心者の筆者は,またテレワークに戻りたいと思ったりするのである。