jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

100円ショップで「マスクインナーカバー」を購入

SARSの流行以来,2002年からずっと外出時にはワンタイムマスクをしてきた筆者が,悩んできたことが三つある。一つはヒゲが不織布の内側をこすることで毛羽立ちができることと,もう一つは息を強くするとマスクが鼻の穴や口に被って呼吸がしにくくなること,そしてメガネをすると特に冬場はメガネが曇りやすいことである。

 3番目の問題は,いろいろ試してみた。ノーズクッションと呼ばれるスポンジ様のクッションを鼻の位置に取り付けたり,マスクの上のラインに両面テープを貼って肌に貼り付けたりしたが,あまり効果はなかった。メガネが曇るのは吐く息が上に上がるのが原因のため,息を吸うときはマスク面から,息を吐くときはマスクの下に流すような,インナーアタッチメントを考えていた。

 マスクの面を顔から少し離した位置で浮かせたような形のインナーアタッチメントを100円ショップやネットで探していたが,見つからなかった。似たようなものを変形させたり,究極はペットボトルを斜めにカットするなども実験した。切り口の処理に難があり,お薦めできる作品にはならなかった。

 1年前にワンタイムマスクが不足していたころ,自作でさまざまなマスクが登場した。筆者も三角コーナー用不織布を使った自作マスクのブログを公開していた。簡易マスクの実験--三角コーナー用不織布の活用について - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/2/21。同じころ,ティッシュペーパーを枠に入れて,マスク代わりにするというアイディアがあったような気がした。その枠をワンタイムマスクの内側に入れれば,ワンタイムマスクを顔から浮かせて使えるのではないかと思ったのだが,出てこなかった。

 つい先週のことだが,100円ショップのキャン★ドゥで「マスクインナーカバー」という製品を見つけた。まさにワンタイムマスクの内側に入れて,マスクを顔から浮かせる製品だった。2020年10月ごろから,セリエでも販売しているようだ。

“マスクにリップが付く”問題を解消!100均「マスクインナーカバー」が息苦しさも減らせて優秀 [えんウチ] 。お化粧をする女性にお薦めとの紹介があった。

 ちょうど冬場で,着用しても汗ばむところまでは行かない。ただ,肌に少し貼りつく感じはあり,口を動かして時々外してみるといいかもしれない。丸一日使用したが,鼻の頭に少し赤い線が付いた以外は,ほおに線がつくことはなかった。

 強く呼吸をしても,マスク面が顔に貼りつかず,呼吸が楽だった。また全体が顔に密着するため,空気が常にマスク前面を通るので,マスクの隙間からの空気や花粉の侵入を防ぐ効果もありそうだ。夏場は,顔への貼りつきがたぶん気になると思われるので,顔に接触する面に布テープを貼ったり,ガーゼを当てるなどの工夫が必要と思われる。

 ちなみに,メガネの曇りは,マスクの上面を目のすぐ下まで引き上げてメガネを重ねると,メガネの内面に呼気が当たる前にメガネの上に抜けていくので,曇りにくくなる。着け方だけの工夫だが,これは効果があるのでお試しいただきたい。