jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

電車内のウロツキはやめた方がいいとアドバイス--標的探しに見えてしまうから

電車内でうろつく人物と言えば、かつてはお金に困った人が読み終えた雑誌を網棚から持ち去る場面がほとんどだった。集めた雑誌を道端で安く売る、あるいは組織に持ち込んで支払いを受けるなどの市場があったようだ。現在は雑誌のニーズが減り、市場が消えて、こういった動きもごく限られている。

    それに代わってなのか、電車内を行ったり来たりする若者が目に付くようになった。身体も大きく、荷物も大きく、スポーツをやっているような立派な身体で、かなりの速さで移動するので、思わず身を引いてしまう。吹っ飛ばされそうな危機感を感じる。

    一方で、やや挙動不審な動き方をする若者も多い。あちこちをキョロキョロ見ながら、ブツブツ言いながら歩いているのに出会うと、やはり身構えてしまう。

    昨今、若い人による電車内での無差別傷害事件が増えている(若い人による無差別な傷害事件に人類崩壊の危惧を覚える--戦争や対立を続けている人たちも単なる利己主義である - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/7/29)。日本に来た外国人が驚くのが,電車の中での居眠りらしい。それだけ安全な国,だったはずなのだが,実は窃盗事件も増えている。乗っている間に物色し,駅に着く直前にサッと財布だけ抜いて降りてしまうらしい。

 これに加えて,ナイフによる傷害事件も頻繁に聞くようになった。かつては暴力団崩れの若衆が短刀を振り回すといった派手な立ち回りが中心で,ただ脅かしだけで人を傷つけることはまずなかった。ところが近年は,普通の格好をした青年により,いきなり無差別に刺す,といった無差別な事件が多くなってしまった。

 「殺人事件を起こせば死刑にしてもらえる」といった自己中心的な勝手な判断で行動されると,まことに悲しい。それも,まったく無関係な人を巻き添えにするとは,卑劣な考えだと思うのだが,その辺りの判断力すら落ちてしまっている様子である。

 窃盗犯罪に対しては,なるべくスキを見せないことだという。居眠りはもちろんのこと,スマホで音楽やゲームに没頭するのを電車の中ではなるべく控えることも大事かもしれない。また座っているときもカバンの肩紐をしっかり腕に通すとか,チャックを開けっ放しにしないとか,考える必要がある。

 傷害犯罪に対しても同様に,ある程度身構えておく必要があるかもしれない。いざというときにカバンで身を守れるようにしっかり抱えておくのも必要だろうか。筆者の意には反するが,前リュック“背負い”も,ひょっとしたらある程度は有効なのかもしれない(改めて、前リュック“背負い”の怪について--腰,呼吸,胸に負担になっていると思うのだが - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/8/1)。

 そういえば,防刃手袋を以前に購入していた(実力で身を守る方法を考える - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/20)。ちょうど冬場だったので,コートのポケットには入ったままになっている。ちょっとした気持ちの余裕にはなってきたが,夏場はなかなか使いづらいものがあるのは確かである。

 逆に,電車の中を行き来するのをやめてほしい。ただでさえ,巨大なリュックサックを背負ったままだと,人にぶつかって迷惑するし,また不審な人と見られても仕方がない。実際,悪気があるわけではないのだろうが,ブツブツと独り言を言いながら車内を行き来する若者を見ると身構えてしまうのである。しかも,目を合わせるのは憚られるし,まして声を掛けたり注意したりして逆ギレされることも困ると思うと,結局は何もできないということになる。勇気ある若者や勇気ある老人が被害者になるケースも多々ある。その中で,無差別に犯行が行われるケースが増えていることに,危惧を覚える。

 現在はどうか分からないが,筆者の知るウン十年前のアメリカ・ニューヨーク・マンハッタンの地下鉄には,1両置きに警察官が乗車して車内巡回をしていた。駅からの乗り降りもチェックしていた。いろいろな問題を起こすアメリカの警察官だが,その抑止力はすばらしいものがあったと思う。そろそろ,日本の公共交通機関にも警察官が乗った方がいいのではと思う一方で,不祥事続きの日本の警察に対して,どの程度信頼を置いていいのか,と思ってしまう。

 自分の注意力をアップして自分の身を守る,ということに尽きるのだろうか。「君子,危うきに近寄らず」なのかもしれない。