2022年1月3日の東京のCOVID-19新規感染確認者は103人,そして1月4日の確認者が151人と発表された。第5波が収束して2021/10/1に緊急事態宣言が解除されたころは30人前後で推移していたのだが,12/29の76人で50人を超えた。それから1週間もしないうちに2倍ないし3倍増となった。約半数が新しい変異株であるオミクロン株と見られている。
【追加】1/4の全国の感染確認者が,2021/10/6以来1000人を超えたと夕方発表があった。東京の151人に続き,大阪,広島も100人を超えた。【追加終】
筆者が2021/10/2に示した東京の病床の推移をもう一度見ていただきたい COVID-19第6波の筆者的予測--10/15に増加に転じる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/10/2。この時点ではまだ3000人近くが入院していた。
2021/9/1以降の推移を見ていただこう。
2021/12/1以降を拡大すると以下のようになる。
1日の新規感染確認者は100人超えとなっているが,病床は中等症を中心に250床を超え,入院か自宅かの調整中も200人に近づいている。現時点での病床確保数はわずか346である。第5波のときの最大で約4500床が限度だった。ワクチン接種率がかなり上がっていることと,オミクロン株自身の重症化リスクが低めである可能性もあるが,調整中および自宅療養の数が増えているのがやはり気になる。
第5波が収まっていたとはいえ,病床では医療従事者が24時間態勢での治療に当たっておられ,休む暇がなかった。今回の急激な入院数の増加傾向により,医療現場では緊迫感が高まっていると思われる。
マスクの着用は日常化し,会話控えめやソーシャルディスタンシングも普通に行われるようになった。やはりこの状態では,人流を抑えることが拡大を防ぐ一番の方法だと思われ,1/4の仕事始め以降のテレワークの推進は,できるだけ進める方がいいと考える。残念ながら,この年末年始の地方との人の行き来は1年前の数倍というレベルに増えた。この影響がやはりこの1月中旬に大きく出るのではないかという心配がある。
オミクロン株が騒がれ始めたころに,新年会の誘いがあり,それが数日先に迫っている。まさか,これほど一気に拡大傾向が見えるとは思わなかったので,1月初旬は大丈夫かなと思って参加を表明していたのだが,さすがに油断できないと感じて,会の見直しを1/3に主催者に延期を考えてほしいと打診した。1/3の100人超え,1/4の150人超えで,参加予定者の中にも慎重論をいう人もいれば,個人的には参加の意向という積極派も結構いる。アルコールは入るし,新年会で黙食はありえないし,都内の飲食店と違って「徹底点検済」マーク(水色地にレインボーマーク)の発行もなく,自主証明もない。
普段会わないメンバーが集まる会なので,万が一のことを考えて筆者は欠席することを決めている。複数のメンバーは,明日1/5に出社して,会社側の対応に従うという。メンバーの家族に医療関係者もおられるので,筆者はますます引っ込み思案になる。判断はそれぞれの立場があるので構わないが,筆者は自分の信念を貫くことにする。