ワクチン3回目以降の接種 5か月の間隔を3か月に短縮へ | NHK | 新型コロナ ワクチン（日本国内） 2022/10/19。
日本人は，「喉元過ぎれば熱さ忘れる」流で，「すでに新型コロナウイルス禍は終わった」ような行動を取り始めている。2022年10月に，海外からの入国規制が完全になくなり，国内では旅行割引とクーポン券＋地方独自割という大盤振る舞いの旅行支援が始まった。観光地はずいぶん活気が戻ったという。政府がカネを出すというが，元はといえば国民の税金である。筆者の税金によって誰かが楽しむ，というおかしな現象である。
屋外では原則マスクなしを奨励するというおかしな宣言も出てしまった。これから冬場に向かい，空気は乾燥し，喉のバリア機能は下がる季節であり，2年間のインフルエンザ低迷のしっぺ返しで免疫能力が低下している日本人にインフルエンザの大流行になる恐れもある。海外でも，インフルエンザの流行と，新型コロナウイルスの第8波が始まっている。日本でも新型コロナウイルスと併せたダブル感染も懸念されているのに，実に不思議な宣言である。
これに多くの日本人も乗ってしまっているのも，危機感のなさを表している。子どもたちはまだきちんとマスクをしているのに，周りの大人がどんどん外してしまっている。これではお手本にならない。示しがつかない。
3日前，筆者宅でまた発熱者が2人出た。先に熱が出た者は1人でPCR検査を受けに行き，昨日夕方遅くになってようやく結果が出た。陰性だった。しかし今日になっても微熱が続いている。インフルエンザの検査を受けに行ったところ，とりあえず普通の風邪との診断だった。
2022年3月に，筆者を除く家族全員が新型コロナに次々に感染し，約2週間にわたって筆者1人で看病と食事の世話をした日のことが思い出されて，検査結果が心配だったが，とりあえず杞憂に終わった。しかし，7月の第7波は一定水準で下がりきっておらず，また少し横ばいから上昇傾向が見えてきた。まだまだ油断はできないと思うのである。
その中で，上記の新しいニュースが入ってきた。新型コロナウイルス対応ワクチンの接種間隔を，これまでの5ヶ月から3ヶ月に短縮するというものである。筆者は4回目のワクチン接種を7月に受けているので，12月まで受けられないという焦りがあったのだが，3ヶ月への短縮で10月末に5回目の接種が可能になる。もっとも，BA.5対応ワクチンはもう少し先になるので，すぐに接種するか，対応ワクチンが出るまで待つか，悩ましいところなのである。3ヶ月間隔で新しいワクチンが必要，ということになると，筆者にとっては新型コロナウイルスは非常に厄介なウイルスだという認識なのだが，世の中がウイルスに対してどんどん鈍感になっているのが気になる。
急に寒くなってきた今日，マスクをしていたとしても咳やくしゃみのときにはマスクを押さえてマイクロ飛沫の拡散をできるだけ防ぐことと，電車に乗る前にキオスクでノド飴を買って少しでも咳が出ないように抑える努力をする，という姿勢を見せてほしい。エチケット，マナーが守れない日本人の悪い面が現れていると感じる。
