jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

2023/7/14新型コロナの感染拡大傾向続く--九州全域が全国平均(除沖縄)超+四国,奈良,和歌山,滋賀,鳥取など地方県が急速に増加

2023/7/14の新型コロナウイルス厚生省サーベイランスを分析してみた。

 沖縄は,前週の48.39から41.67にやや減少傾向を見せたが,相変わらず国内で最も高い値を示している。この沖縄を除いた平均値で各県の状況をチェックしてみる。

2023/7/14の各県の感染状況

 目立つのは,西日本。九州は全域で全国平均(除沖縄)超。これに香川,愛媛,高知の四国3県と,奈良,和歌山,滋賀の近畿3県,そして鳥取の山陰1県という地方県が加わった。7/7のサーベイランス分析では西日本の感染傾向が東日本に比べて低かったが,7/14では西日本がほぼ倍増ペースで増えている。もちろん1週分なので,誤差の範囲とも見えるが,10という数字は,1つの閾値を超えたのではないかと見える。

 ちなみに,関東圏では,千葉11.00,埼玉8.87が全国平均(除沖縄)超。東京も7.58と初めて7を超えた。7という数字は,毎日,すべての医療機関で感染確認者が出た勘定になり,筆者が増加傾向の1つの閾値と考えていた数字である。

 各メディアが,全国平均値で「前週比で◯%増加した」という表現は,特異値を出している沖縄を加えた数字であり,ほぼ無意味だと考えている。そもそも,各県動向を示さないのは,分析をしていない証拠である。データを出している厚労省も分析をしていないのかもしれない。せっかく,医療機関が大変な目をしながらデータを提出しているのだから,きちんと分析すべきだろうと思う。

 増えた・減ったと言っているだけでは,株や為替と一緒である。