名古屋市で,エスカレータで歩かない条例が2023年10月1日に施行された。
そもそも,最初に条例を作ったのは埼玉県である(埼玉県でエスカレーター歩行禁止条例 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/10/4)。さらにその後,福岡県では地下鉄を中心にキャンペーンが行われた(福岡でエスカレーター立ち止まりが先に実現--埼玉は結局できないのか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/11/16)。
先行した埼玉県が,この2年間,何か継続的に運動しているという話はまったく聞かなかった。そもそも,県職員が積極的に歩かない運動をしているという話も聞かない。
今回の名古屋市の条例施行を受けて,もう一度,徹底するという話をしているらしいが,無理なのではないかと思う。実際,埼玉県でも東京都内でも,歩きエスカレーターをしない人はごくわずかである。
埼玉県では,10月末に県知事選挙が行われる。2年前の条例設立をさせた大野元裕知事も,コロナ禍で疲弊してしまったのか,目立った推進運動もほとんどなかった。その後筆者は,エスカレーターを1段置きに色を変えるアイディア - jeyseni's diary (hatenablog.com)(2021/10/10)や,エスカレーター歩かないキャンペーンバッジを試作 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2021/10/25)など,条例のサポートに回って活動したが,結局,県庁に送ったバッジも採用されず,何らかのキャンペーンもその後聞かなかった。福岡市で盛り上がったときも,埼玉県では何の動きもなかったように思う。筆者が考えたキャンペーンスローガン「埼玉ケンミン,歩きエスカレ,いたしません」を,もう一度掲げて,流行らせたいものである。もちろん,筆者も歩きエスカレは基本的にその後もしていない。