jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

人口減少の日本は,人口増加のインド,アフリカと密な国際連立国家を作る提案

世界人口が15日にも80億人、70年で3倍に…2058年ごろには100億人突破見通し (msn.com) 2022/11/14。国連が発表した数字である。「だからSDGsは必要だ」との国連の主張なのだが,「サステナブル」って何をどうしようと言っているのか,改めて不明確さを感じる。国連は,地球温暖化,食糧危機と結びつけているが,あまりにも絵に描いた餅の話をしているように思える。

 超高齢社会を迎え,若者人口の減少,人口全体の減少を迎えている日本。そしてこれに続いて,極端な1人っ子政策で同じようなパターンが起きる可能性を持っている中国。日本が自国で年金制度や健康保険制度を支えられなくなってきていることと,その解決策がまったくというほど提示できていないことに,不安を覚える。

 人口増加を最も牽引しているのは,どうもインドのようである。2023年に中国の人口を抜くという。そしてアフリカを中心とした新興国の人口増加が止まらない状態と考えられる。

 以前,新興国の人口増加は,産業育成と教育レベルの向上で抑えられる,と書いたのだが,内戦,権威主義,砂漠化,などが収まらず,経済的・精神的に豊かになっていないのが実情のようである。結局,経済的な不安,医療面での不安が,労働力を増やす目的も含めて多産傾向に歯止めがかからない原因の1つと思われる。しかし,その労働力を活かす産業自身が育たず,子供の人身売買までして生計を立てている家庭も少なくない。

 今の日本に,新たにGNPを支える産業を作るために,水素発電と食糧工場を提案しているが,何かしようとすると土地などの資産に関わる得体の知れない亡者が動いて,動きが取れなくなる。こうした職場で汗水流して働こうとする若者もいない。ならば,人口増加が止まらないインド,アフリカとの連立国家を作れないだろうか。

 赤道近くのアフリカやインドでは,太陽光発電が可能で,これによってグリーン水素を作り出すことができる。日本がガッチリと連携して技術を現地で実現することで,現地に産業を作り,これによって新興国の生活を安定させ,教育レベルを向上し,多産を抑制し,GNPを生み出す。石油の代わりに,水素やクリーン電力,そして食糧を生産して,世界に供給してもらう。同時に,ここで生まれたGNPで,日本の年金制度や健保制度の原資を作ることができる。

 おそらく,中国が進めている海外援助による支配も,最終的にはこの構図を狙っているのではないか。ただ,中国はあまりにも自国が大きすぎて,アフリカ諸国とのバランスが取れず,無理難題を押し付けて結局は現地化にはならず,中国資本が現地進出して外貨を中国に還流するだけの一人勝ち政策になっている。これでは,搾取を目的としたかつての大英帝国と同じパターンになる可能性がある。

 日本は,そこは常識があると信じたい。アジア諸国との連携も大事だが,残念ながら土地がない。インドも重要だが,土地の割に人口が多すぎる。アフリカの一角に,日本との連立国家ができれば,広大な土地を利用した産業展開が可能になる。たとえば,ミドリムシの大規模養殖池を作ることも,容易である。現在,各企業努力が続けられているが,これを人口減少問題,原資確保問題と併せて,国レベルで「大型提携,大型連立」を進められないか,と構想してみた。

 単なる,人助けみたいなレベルではなく,本気で産業を生み出すために,政策を打ち出せる政治家,政党があるのだろうか,というのが,唯一の危惧である。