最新モデルは知らないのだが、タブレットは結構重いという印象が持っている。最初に手にしたのがiPadだった。ズシッと思った。これを片手で支え、もう片手で操作する。モバイル環境で使うには疲れてしまう。
テーブルの上で操作する場合でも、片手でタブレットを支える必要がある。見やすい角度にずっとキープする必要があるし、机の上に置きっぱなしにすると画面が見にくい。それなら画面の角度をキープできるノートPCの方がいい。
10インチのAndroidタブレットが手に入つた。これは軽かった。筆者のタブレットの基準となっている。それだけに,iPadは相変わらず重たく感じる。
そのiPadは,自宅では家族がオンラインのドラマ視聴に活躍している。リビングのテーブルの上での視聴のほか,台所で食事の支度をしながら視聴している。
テーブルの上では,安定して置けるタブレットスタンドがあるが,台所では立ち仕事をするので高い位置に置きたい。鍋などを置いている棚の上に置いて使っていたが,高い位置にあるので不安定だった。
フレキシブルアームの先にタブレットを取り付け,アームを棚に取り付ける方法も試したが,タブレットがブラブラと揺れるので使いづらかった。
台所の吊戸棚の下側にワイヤーラックをぶら下げてそこにタブレットを載せる方法を考えたのだが,ラックの位置が結構手前にあるため,ラックの左右が引っかかったりすることがわかった。
壁に直接取り付ける方法も考えたが,粘着式,吸盤式のいずれも少しためらっている。我が家はタイル壁なので,いずれも使えるのだが,粘着式は一度場所を決めると貼り直しが効かないし,吸盤式は時間が経過すると吸着力が落ちる危険性がある。これまでもお玉などを掛けた金具が落ちることがあった。
そこで,壁全体にワイヤーネットを添わせ,そこに机の上でも使っていたタブレットスタンドを取り付ける方法を採用した。
ワイヤーネットは壁に数か所,粘着式のフックで固定した。タブレットスタンドは,ワイヤーネットの適当な位置にビニールタイ(ねじりっこ)で数か所を固定した。
壁に取り付けた形なので安定している。タッチパネルを操作してもブレない。タブレットスタンドで適宜角度も変えられる。意外にもかなりフラットにして使っているが,落ちることもない。
ワイヤーネットなので,フックを加えれば他のものも引っ掛けることができる。ただ,シンプルに使った方が良さそうである。
今回,長さ80cmのピッタリサイズのワイヤーネット2枚と,タブレットスタンド,そして粘着式のフックのいずれも100円ショップで手に入れられた。いい時代ではある。