jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

何で「後出しジャンケン」の人に特典が付くんでしょうか--政府のおカネの使い方にあきれる

マイナンバーカード普及へポイント付与に1兆8000億円余計上」だそうだ。COVID-19ワクチン接種でも,先に接種の申し込みをした人には特典はなく,あとから接種した人には,会場で飲食券が配られたりする。

 こういうのって,おかしくないですか。むしろ,先に制度に賛同した人が優遇されるべきではないのだろうか。

 餌で釣ってでも普及させたいと考えるのは構わない。しかし,それに加えて,先に普及に協力した人には,もっとポイントを与えてもいいのではないか。

 逆に,GoTo制度では,旅行や飲食を活性化するために優遇をしたことによって,感染拡大を招いてしまった。政府がおカネをばらまいたことによって,かえって感染拡大をしたことになる。ならば,割り引いた分を払い戻してもらうべきなのではないのか。

 海外では,COVID-19ワクチンの接種を理由なく拒否している人が感染して重症化した際の医療費が自己負担になるという例がある。つまり,ワクチン接種をした人は普通に医療を受けられ,ワクチン接種をしない人は費用負担があるということである。日本でもこれと同じ仕組みが検討されているらしい。

 医療保険も,加入手続きをしない人は全額自己負担である。手続きをし,保険料を毎月支払っている人にメリットがあるのが当たり前という考え方である。年金も,手続きをしなければ受け取ることができない。いちいち年金事務所に出向いていかなければならないという面倒はあるが,手続きをすれば受け取ることができる。手続きをしない人は,いつまで経っても年金を受け取ることはできない。

 マイナンバーカードも,作った人に特典があるとすれば,「これから手続きする人」だけに特典がある,というのはおかしい。すでに手続きして作成している30%の人にも,特典があってしかるべきである。この特典のために使うおカネは税金である。同じ税金を収めていて,恩恵を受ける人と受けられない人がいるのはおかしい。

 いちいち,市役所に取得日の予約をし,わざわざ出向いて手続きをするのが面倒であり,役所側も長い列ができて問題である。もう少し簡単な方法でカードを作成できれば作成率は上がることを,ずいぶん前に提案している マイナンバーカードを銀行で発行するという案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/3。

 アベノマスクにしろ,GoToシステムにしろ,マイナンバーカード特典にしろ,政府のおカネの使い方は本当におかしいと思う。野戦病院方式でベッドを確保することもしなかった。逆に,自衛隊を動かして大規模接種センターを1週間で立ち上げた。同じおカネを使って野戦病院を作ることなど,容易かったはずだ。自宅療養でなくなった数十人の方が不憫でならない。

 犯罪者の権利と称して,税金で刑務所生活をさせる。そのおカネを教育関係にもっと回せないのか。教員の待遇も改善してほしい。義務教育の間の無償化をもっと徹底してほしい。貧困家庭に対してどこかで差別がある。また今の教員もどこかおかしい。教育の現場で性犯罪や体罰,えこひいきを含むハラスメントが日常化しているのは,教員の待遇が十分ではなく,時間外労働が過酷であることなどのために,優秀な人材が教育現場に就職しないことが原因である。看護士,介護士なども同様である。

 日本はおかしな方向に向かっている。雑学やしゃべくり能力,プレゼン能力だけで,ヘラヘラとカネを稼いでいい気になっている一流大学出身者が,日本をダメにしている。それを喰い物にしているマスコミも情けないし,広告費を平気で提供する企業も情けない。食糧も自給自足できなければ,GNPも稼げない,原料がないから加工で付加価値を付けて国力をつけてきた戦後の日本はどこに行ってしまったのだろうか。世界をリードする知恵も出せない。

 そんな情けない国民のために,また税金を使って特典を与えるなど,言語道断である。政治家もバカである。法曹界もバカである。教育界もバカである。もうヒトも地球も滅びるがいい,という気にもなってくる。

 

軽石を吸い込んでふるいで濾す--業務用掃除機や沈没船調査のポンプを使えば

海底火山の爆発による軽石が,沖縄への漂着を皮切りに現在は伊豆諸島まで流れ着いている。沖縄諸島でもまだ,港を埋め尽くすほどの軽石が残っている。軽石が海面を広く覆うことによって,海中に日の光が入らなくなり,水産資源にも影響が出ているという。

 軽石の除去の方法については,海底火山の噴火で軽石が大量に流出--ウォータージェットとかベルトコンベアとか使えないか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/10/30 に提案した。これは港のように陸地に隣接する場合を想定したものである。とにかく大量に集まった軽石を除去するのに,手網ですくうという人海戦術では埒が明かないと思ったからである。

 多くの港に軽石が漂着し,港の入り口にオイルフェンスを張って港に軽石が侵入するのを防いでいる。港の入り口をフェンスで塞いでしまうと,港内には軽石は入らないが,船の出入りもできなくなる。船の出入りのたびにフェンスを外すという運用をするようだ。

 軽石は空隙に空気の泡が入ることで水に浮く。漂流しているうちにそのうち気泡に水が入って沈むらしいが,数年かかることもあるらしい。まだまだ影響は続きそうである。

 つまり,自分たちの港から仮に離れていったとしても,どこかにまた漂着して被害を出す。できれば,早いうちに回収することが望ましいと思うのである。

 ここはもう,ポンプでどんどん吸い込んでふるいにかける。沈没船の調査でこの手のポンプはよく使われる。砂ごとどんどん吸い込み,船の上でふるいを通してどんどん回収するのである。あるいは,水を吸い込んでも大丈夫な業務用の掃除機を応用できないか,と思ったりする。通常は吸い込んだ先で吸った水を溜めるのだが,そこにふるいを置いて軽石を濾し,残りの水はまた海に戻す,ということができないかとイメージしているのである。

 数mm程度のかなり小さい軽石でも,船のエンジンの冷却用に吸い込むと問題が起きる。とにかくみんなで軽石を徹底的に減らす努力をした方が,ほかの人のためにもなる。海上軽石に出会ったら,それを避けて逃げるのではなく,できるだけ回収してほしいのである。

 これも天災の1つとして,政府からの補助金を出してほしいし,ポンプ業者もリースしてでもどんどん貸し出してほしいのである。放置しないでほしい。

日本のCOVID-19はどうなるかの筆者的予測--政府製パッケージ導入が第6波を誘発すると予測

2021/10/1にCOVID-19の緊急事態宣言全面解除で,人流が増え,飲食店での酒類の提供が始まり,営業時間も延びた。イベントも人数制限が緩和された。筆者はその2週間後,10月中旬過ぎには感染確認者数がリバウンドして第6波に突入すると予測した COVID-19第6波の筆者的予測--10/15に増加に転じる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/10/.2。その予測は今のところ外れている。リバウンド予想から1ヶ月経過した現在も,北海道など一部の地域を除いて実効再生産率は1以下をキープしており,低水準で推移している。

 専門家は,季節的に寒くなることもあり,いつ爆発してもおかしくない,と常に注意喚起をしている。これまでどおり,マスク,手洗い,ソーシャルディスタンシング,黙食などを継続するように呼びかけている。一方で,ワクチンパスポート(日本では「ワクチン・検査パッケージ」)をようやく機能させて,さらなる行動緩和を進めたい意向である。

 海外では,飲食店やイベントの解禁のためにワクチンパスポートを利用した。ワクチンの2回接種あるいはPCR検査陰性で入場の対象を制限した。会場内では,マスクなし,応援あり,会場周辺では飲酒もあり,という状況だった。

 やはり,ワクチンパスポートだけでは十分ではないのだろうか。店単位,イベント会場単位でのホワイトロックダウンでは範囲が狭いのではないだろうか。

 ワクチンパスポートアプリが乱立している。本来は,デジタル庁が開発を進めている政府のワクチン接種証明アプリが個人情報保護も含めて望ましいが,緊急事態宣言全面解除には間に合わなかった。EU方式のワクチンパスポート-日本採用か - jeyseni's diary 2021/6/7 と思っていたが,この頃に採用を決めていれば,悠々間に合ったはずである。

 民間企業としては,接種証明アプリ「ワクパス」の提供を発表したICheck(一般社団法人メディカルチェック推進機構との共同運営,iPhone用がリリース済み。利用は無料),独自の接種証明アプリ「PASS-CODE」を開発した凸版印刷(2021/12リリース予定。利用料金は不明)が先行して開発していたが,11/18にはブルーブックスが「ワクチン・検査パッケージ」完全対応アプリ「depota(デポタ)」をリリースした(利用料金は月額1000円)。

 東京都はLINEを利用した「TOKYOワクションアプリ」を11/1から運用開始した。同じくLINEを利用した接種証明を「ぐんまワクチン手帳」を10/13から群馬県が導入した。国,デジタル庁は,結局「用無し」になるのか。月額使用料さえ取る企業まで進出してくる事態を招いたことに対する説明も,いっさいない。

 海外の例から類推すると,ワクチンパスポートの提示だけでのフリー行動は,感染拡大を止めることはできない。結局,ワクチンパスポートなしでも,マスク,手洗い,ソーシャルディスタンシング,黙食,換気,アルコール提供の制限,という日本型の行動制限に軍配が上がっていることになる。

 もっとゾーンを拡大して,東京都全体をホワイトゾーンにするために,公共交通機関の乗車時のパスポートチェックが必要である 「緊急事態宣言」「蔓延防止等重点措置」を延長しても意味なし。公共交通機関の乗車時の全員抗原検査で対応 - jeyseni's diary 2021/5/6。これは第5波拡大前に提言した内容である。

 現在,感染がかなり抑えられているが,今の程度のワクチンパスポートによるホワイトゾーンでは,マスクなし,アルコール提供による第6波は起きると筆者は予測する。逆に,ワクチンパスポートが乱立している現状では,一律的にマスクなし,アルコール提供を店側が実施できないため,ワクチンパスポートは「結局どれも中途半端で,マスクは外せない」という心理を国民が持つことで,第6波は来ないという予測も立てられる。皮肉なことだが,おそらく国やデジタル庁が管理する「政府のワクチン接種証明アプリ」が出てくると,cocoa同様,ごく一部の人しか使わず,そのころには政府は全面的に「マスク不着用でも可」などと言い出すことで,第6波をかえって誘発するのではないかと懸念する。

 ちなみに,今のような低水準が続くと,3回目のワクチン接種や小学生以下のワクチン接種を控える動きが出てきて,そこにタイミングを合わせて第6波が起きることで,再び大きな山になると予想している。時期は2022年1月20日ごろから増え始めると筆者は予想し,その山は第5波と同様,ただし重傷者,死亡者は第5波の1/10程度になると予想する。しかし,病床確保は引き続き実施していないと,また在宅療養者が増える。在宅療養者が増えるのに比例して,死者数も増えると予想する。

 とにかく,政府は国民に「マスク着用」を2022年中は推奨してほしい。安易に外すことを宣言しないでもらいたい。政府製パッケージの導入のタイミングで,どうもマスクなし宣言をしてしまうことで,かえって第6波を招いてしまうことを心配している。

 そして,マスク着用をベースとするモデルがベストであることを,世界に発信して,改めて「日本の奇跡」を証明すべきだろう。

小池東京都知事の退院と,テレワークの積極アピールの必要性を指摘

小池百合子東京都知事が,2021/11/21に1ヶ月ぶりに登庁した。いつもの元気そうな声だった。10/27に2回目の入院。1週間後の11/2には退院し,その後はテレワークで指示をしながら体力回復を図ってきたというが,ここでも「テレワークは実態が掴めない」ということを示している。

 1回目の入院は6/22。COVID-19ワクチンの1回目接種を6/6に受けたあと,過労で入院。2回目接種をこの入院中に行うと思われたが,実際は退院後だった。体調の悪い段階での2回目接種は,副反応のリスクも大きかったからだろう。

 2回目の入院でも,重病説,引退説が出ていたらしい。ある程度状況が改善しているのなら,正直,テレワークをきちんとアピールすべきだろう。それがリーダーとしての責任ではないかと思うのである。

 テレワーク中をアナログ的に「アピール」するバックカメラ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/10 と書いた。その後3週間目に入った今日も,この方法で上司にテレワークを積極的にアピールしている。まあ,100%仕事をしているわけではないことも事実だが,PCでのデスクワークをしていることで,遊んでいるわけではないことをアピールしている。小池都知事の場合は,テレワーク中はきちんと1日中,多くの仕事をされていたことは間違いないだろう。ただ,リハビリの時間帯や,昼間でも休眠の時間もあったろう。このリハビリ時間を中継するわけにはいかないが,仕事時間はきちんとアピールすべきではなかったのだろうか。

 出勤後,重病説を否定されたが,情報を闇に葬ろうとすると結局疑いを残したままになる。都民も国民も,心配していたというのにである。

 筆者は小池都知事のCOVID-19感染を疑っていた(いや,心配していた)。あれほど毎日のように多くの専門家との会議を続け,感染罹患リスクは非常に高かったはずだ。そう,司令塔がCOVID-19に感染しないか,みんな心配していたのですよ。だから,「ただの過労です」だけでなく,やはりきちんといた説明責任があったと思うのである。「生きています」「だんだん回復しています」ということをアピールするだけで良かったのである。

 政治家は,すべての行動に「国民に選ばれた」責任を果たす必要がある。もちろん,プライベートをすべて明らかにしろ,と言っているわけではない。ただどうもグレーな,あるいはブラックな行動が多すぎるように感じる。すべての行動を明らかにすると,身の危険にもつながらないとも限らない。リアルタイムではないにしろ,その日の出来事をブログにアップして審判を得ることも,政治家として重要な行動なのかもしれない。ブログでの個人的な情報発信ができるようになった現在,国民の信頼をさらに得るツールとして,もっと活用してもらいたい。テレワークの積極アピールも,その方法の1つに加えてはどうだろうか。

軍手のような防刃手袋を試してみた件

実力で身を守る方法を考える - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/20 において,不審行動から身を守る方法をいろいろ考えて,「防刃手袋」を試してみることにした。

 一般人なので,警察や警備員が使うような本格的な防刃ベストはさすがに無理だし,逆に目立たないように着用する防刃Tシャツや防刃カタビラも検討したが,斬りつけに対する防御性能,つまり耐切創レベルはある程度期待できても,突き刺しに対する防御性能である耐突刺レベルを確保するのは難しい。しかし,多くの犯罪は,斬りつけではなく突き刺しなので,投資効果に悩んでしまったのである。

 防刃手袋は,回転機械を扱うような危険作業用も含めて手指への傷つけを防止する目的で販売されている。形は軍手で,使用する繊維をガラス強化繊維にするなどで耐切創レベルを向上している。しかし,耐突刺レベルを保証しているものは少なく,皮を重ねたゴツい製品になっていて,一般生活で使うにはかなり違和感があったので,もっとも手頃な軍手タイプを入手してみたのである。

 Amazonで見てみると,この関連商品も中国製が主流なのだが,日本製のものもいくつか見られた。価格も大差なかったので,今回は日本製の製品を選んでみた。いろいろ実験も兼ねているので,あえてメーカー名は出さないことにする。いや,性能が劣っているわけでもなく,無茶な実験をするわけでもなく,あくまでも事件を想定してのイメージなので,本来の使い方ではないため,迷惑をかけないようにしたいためである。

 強度を強化した樹脂繊維とガラス繊維の混紡のようである。色はグレー。やや光沢があるが,見た目はそれほど違和感はないように思う。着けごこちは,一般の軍手とあまり変わらなかった。伸縮性も同じ程度。暖かさも軍手程度で,冬場の一般手袋として使うには防寒用には足りない。ただ通気性がいい分,目的とする電車内で着用していても暑くなりすぎたり蒸れたりしなかったので,意外に快適だった。夏場はさすがに暑いかもしれないが軍手レベルなので使用できないわけではなさそうだ。実際,暑い作業場で使われているので,作業用としては適切なのだと思う。

 一般の軍手が木綿なのに対し,樹脂繊維を使っているからか,ややツルツルしている。おそらくこのツルツル感は,切創方向に対して力を逃がす効果もあるのだと思う。ちなみに,財布のチャックを開けてカードを取り出したりする作業は,十分できた。指先もピッタリのサイズだったので,意外に細かい作業にも使える気がした。ただ,スマホを操作することはできなかった。また傘を持つときもこのツルツル感で滑り気味だった。

 1日の電車や街中での使用なので,もちろん防刃性の確認はできないし,今後もあえて試すこともない。ただ,冬場はコートのポケットに入れて着脱できる気軽さと,1000円前後という入手しやすさ,そして「ひょっとしたらある程度被害を軽減できるのではないか」という安心感は,入手の価値があるように思った。

 想定する対応法は次のようなものである。刃物を持った相手に対して,まず逃げることが優先されるだろう。しかし,座っている状態で逃げられなければ,手元にあるカバンを突き出すなどで防御態勢を取ると思うが,これも時間が間に合わないかもしれない。最後は,突き出される刃物に対してどう対応するかである。

 何の護身法を持たない身として,素手で立ち向かうことはまず無理である。しかしホールドアップしたら攻撃される。となると,先手を取って相手の手を押さえにかかるしか防ぎようがない。素手だとケガの恐れがあるが,防刃手袋をしていれば運良く相手の攻撃を押さえることができるかもしれない。最悪,刃物を握ってでも相手の突きをある程度押さえることができるのではないかと思うのである。相手の本気度や狂気度によってまったく役に立たないかもしれないが,少しでも動きを制することができれば,周囲の協力を期待したいところである。

 サスペンスドラマの見過ぎ,とよく言われる。日本のドラマで起きる事件で銃が使われることは少なく,ナイフや包丁での事件が描かれることが多い。多くはお腹を刺されるケースである。これを防ぐのに「防刃腹巻」も検討してみたが,こちらはTシャツ同様,結構な値段がするし,日常使用にも不便がありそうだ。本来はお腹の部分を守れるこの防刃腹巻が欲しいアイテムかもしれない。

 いきなり腹や背中を狙われた場合は,どうしようもないが,防刃手袋にもう少し耐突刺性があれば突き刺し方向に対しての防御性も上がるかもしれないと考えた。これはあくまでもまだ想像中だが,防刃手袋の甲の部分に,突き刺しに対応できる板状のものを組み込むのはどうだろうか,と考えている。直径8cmぐらいの円盤状である。突き刺しに対しては,たとえば厚さ2mmぐらいのアクリル板である程度効果は期待できる。これに厚さ3mmの木の板を重ねる。木の板を外側に配置することで,突き刺し時に刃が周囲に滑るのを防ぐとともに,刃先が突き刺さることで相手の攻撃の動きを一瞬止めることが期待できる。そこでもう一方の手で相手の手や刃物そのものを押さえて,攻撃を止めることを狙うのである。いわば,「ミニ盾」を手の甲に仕込んだ形である。

 このアイテムは,手袋に組み込むことを想定したが,多少の時間があるなら指にはめるミニ盾としてもいいかもしれない。アイディアは公開なのでぜひ商品化を図っていただきたい。

 今なら,スマホをミニ盾に使うことも最悪可能だろう。スマホを盾のように構えることのできるホルダーが,意外にも自分の身を守ってくれるかもしれない。

 ちなみに,魚や肉をさばいたりする際のケガを防ぐために,食品加工用の専用の防刃手袋が広く使われている。商品を触っても問題ない製品である。色は水色が多いようで,一般使用にはやや問題はあるかもしれないが,コンビニや飲食店,食品販売などを中心に,不特定のお客様と接する可能性のある職業の方は,防犯グッズとして検討されてはどうだろうか。

 さらに言えば,一般の手袋にも,ある程度の耐切創性を持たせるために防刃布を重ねて成形する,といった工夫があってもいいと思う。オシャレと防犯グッズをうまく一体化することで,犯罪被害が少しでも減るといいと考える。

当然やっかみですが,一流スポーツマンとの家庭構築は一筋縄ではないと思う件

米国のプロ野球リーグであるエンゼルス大谷翔平選手が,日本人として2人目のMVP(最優秀選手)を獲得した。才能,努力,恵まれた体格と甘いマスク,そして日本人らしい礼儀正しさとイヤミのない受け答えなど,とにかく非の打ちどころがないようである。天は二物を与えずとはいうが,二物を与えられる人もたまにはいるのである。やっかみである。

 まだ27歳でこの成績を成し遂げたわけだが,スポーツ選手はとかく選手寿命が短い。ここからさらに高みを目指すとしても,30歳あたりがピークになる可能性はないわけではない。

 現在の絶頂の間に,パートナーを決めて家庭を持つ,ということが考えられるが,一流,いや超一流選手となった大谷さんを,パートナーがどう支えていくのか,実は大変なプレッシャーではないかと思うのである。

 もう少し若い間に結婚していれば,結婚後も成績が伸びていいサポートができたと評価されるが,今結婚して数年でピークを過ぎれば,サポートに問題がなかったかと自身も外からも意見される可能性が高い。大谷氏本人も,これまでほぼ1人で自分の身体を作ってきたわけだから,家庭を持つことによってそのペースを維持できるかという問題も出てくるだろう。

 当然のごとく,プライベートな部分は事細かに取材されて報道される。一流スポーツマンにとって,プライベート報道がノイズとなり,本来の活躍ができなくなる可能性も否定できない。

 一般論からすると結婚適齢年齢だと思うのだが,ピークに向かう途中,ピークを過ぎた調整期に適切なサポートがパートナーから受けられるかどうか,また子供という負荷要素が増えた場合に,本業を伸ばしていけるかどうかなど,一方ならぬ苦労があるような気がする。

 感覚とすれば,米国メジャーリーグをいい形で辞めて,日本に戻ってきて活躍した方が,選手寿命は長くなるような気もする。日本に戻り,結婚し,そこそこの活躍でも日本のプロ野球界では抜群の成績を残せるのではないか。アメリカで伝説を作ったところで,うまく日本に戻った方がいいのではないか。

 米国人にとっても,十分見栄えのする体格であり,米国人との結婚もあり得るとは思う。ただ,サポート力については,日本人女性の方が細やかにできるような気もする。もちろん,それだけの覚悟と知識・経験もあった方が望ましい。

 日米にとって「愛されキャラ」になってしまった大谷氏。引くのも進むのも厄介なタイミングではあるが,これまでどおりの自然体で話が進むのだろうか。スッキリ,あっさり,決めてしまうか,あるいはこれまでのような黙々路線を続けてくれるか,筆者はできれば後者であってほしいと願うのである。イメージが崩れないためにも,よく考えて行動してほしいと思う。いずれもジジイの戯れ言である。

 

実力で身を守る方法を考える

ここのところ、電車の車内やコンビニなどの密室の状態で無差別に他人に危害を与える犯罪が多発している。また通りすがりの何の関係のない人が斬りつけられたりする被害も増えている。

 通り魔といえば,これまでは引ったくりや誘拐などおカネ目的か,性犯罪が相場だったが,近年はこの傾向はあまり聞かなくなった。代わりに,誰でもいいから他人に危害を加えるという不穏な犯罪が増えているように思える。

 筆者がイヌの散歩を朝夕している間,野球帽をかぶった男性,特にやや高齢の男性が1人で散歩しているのによく出くわす。男性の1人歩きは「圧」を与える - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/12 と書いたように,筆者はできるだけソーシャルディスタンスを保ちたいのだが,なぜか歩道のセンターを歩いてきたり,イヌを守るために背を向けて立っている自分のすぐ後ろをわざわざ通ったりすると,正直,何かされるのではないかといつも緊張するのである。

 これまでは幸いなことに何も起こらなかった。しかしかつて,イヌに対して急に大きな声を出して脅かすことが数回あった。その時はイヌも驚いて吠えたし,筆者もビクッとした。イヌに対してとにかく嫌悪感を抱く人も中にはいる。筆者もそうだったから否定はしないが,飼い主の人格まで否定するような目つきをされると,さすがに凹む。

 子供への教育で,不審者には近づかないように,と言われている。子供と大人でも10m離れていれば,仮に追われても逃げ切れる,ということも言われているし,逃げる際はランドセルを捨てて逃げろ,とも教えられる。しかしいまどき,10mの距離を置ける場所など,校庭ぐらいしかないのではないかと思ったりもする。ランドセルに付けた緊急ブザーも,キーホルダーに付けた呼子も,結局はほとんど役に立たないのではないか。

 もちろん,まず逃げることが第一の防御策である。筆者もとにかく逃げるしか方法がないと思っている。傘を持っていればおそらく構えてある程度防御するかもしれないし,カバンを盾代わりに使うかもしれない。

 防犯プロテクターを快適に常用するには何が必要か - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/9/29でも紹介した防刃Tシャツも,その後何度か検討したが,斬りつけには効果があっても刺す行為には対応できない。ならばやはり,護身術も必要なのかなと思ったりする。

 かつて,痴漢を中心とした性犯罪が横行した時期に,女性向けの護身術講座が行われた。抱きつかれたらヒールで相手の足を踏み,一瞬ひるんだすきに腕を外して逃げる,といったものが印象に残っている。しかし,いまどきこのような程度の犯罪を犯す人はほとんどない。カネ目的であっても,かつてのようなバイクからの引ったくりではなく,直接危害を加えた上での強奪がほとんどで,亡くなるケースも多い。

 まず,とにかく他人からはソーシャルディスタンスを取ることが第一である。自分に関係ない人が豹変することもあると常に覚悟して,一歩でも避けられるように歩くことである。相手が素手の場合は,いわゆる護身術や合気道なども役に立つが,いまどきの犯罪者はまずナイフや包丁を持っていると考えていいだろう。相手に狙われたらもう遅いかもしれない。少しでも貫通を防ぐために,リュックやカバンを盾にすることと,上着を脱いでいたらそれを手に巻きつけて相手の攻撃を跳ねのけることも考えられる。しかしその判断は一瞬である。

 寒い季節に入ったので,「防刃手袋」を買うことにした。万が一の場合,ナイフを握ることで被害をある程度防ぐことができるかもしれないという想定である。突き刺しへの防御力はないが,切削方向への耐性はある程度期待できるのではないかと思う。もちろん使わないに越したことはない。