jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

実力で身を守る方法を考える

ここのところ、電車の車内やコンビニなどの密室の状態で無差別に他人に危害を与える犯罪が多発している。また通りすがりの何の関係のない人が斬りつけられたりする被害も増えている。

 通り魔といえば,これまでは引ったくりや誘拐などおカネ目的か,性犯罪が相場だったが,近年はこの傾向はあまり聞かなくなった。代わりに,誰でもいいから他人に危害を加えるという不穏な犯罪が増えているように思える。

 筆者がイヌの散歩を朝夕している間,野球帽をかぶった男性,特にやや高齢の男性が1人で散歩しているのによく出くわす。男性の1人歩きは「圧」を与える - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/12 と書いたように,筆者はできるだけソーシャルディスタンスを保ちたいのだが,なぜか歩道のセンターを歩いてきたり,イヌを守るために背を向けて立っている自分のすぐ後ろをわざわざ通ったりすると,正直,何かされるのではないかといつも緊張するのである。

 これまでは幸いなことに何も起こらなかった。しかしかつて,イヌに対して急に大きな声を出して脅かすことが数回あった。その時はイヌも驚いて吠えたし,筆者もビクッとした。イヌに対してとにかく嫌悪感を抱く人も中にはいる。筆者もそうだったから否定はしないが,飼い主の人格まで否定するような目つきをされると,さすがに凹む。

 子供への教育で,不審者には近づかないように,と言われている。子供と大人でも10m離れていれば,仮に追われても逃げ切れる,ということも言われているし,逃げる際はランドセルを捨てて逃げろ,とも教えられる。しかしいまどき,10mの距離を置ける場所など,校庭ぐらいしかないのではないかと思ったりもする。ランドセルに付けた緊急ブザーも,キーホルダーに付けた呼子も,結局はほとんど役に立たないのではないか。

 もちろん,まず逃げることが第一の防御策である。筆者もとにかく逃げるしか方法がないと思っている。傘を持っていればおそらく構えてある程度防御するかもしれないし,カバンを盾代わりに使うかもしれない。

 防犯プロテクターを快適に常用するには何が必要か - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/9/29でも紹介した防刃Tシャツも,その後何度か検討したが,斬りつけには効果があっても刺す行為には対応できない。ならばやはり,護身術も必要なのかなと思ったりする。

 かつて,痴漢を中心とした性犯罪が横行した時期に,女性向けの護身術講座が行われた。抱きつかれたらヒールで相手の足を踏み,一瞬ひるんだすきに腕を外して逃げる,といったものが印象に残っている。しかし,いまどきこのような程度の犯罪を犯す人はほとんどない。カネ目的であっても,かつてのようなバイクからの引ったくりではなく,直接危害を加えた上での強奪がほとんどで,亡くなるケースも多い。

 まず,とにかく他人からはソーシャルディスタンスを取ることが第一である。自分に関係ない人が豹変することもあると常に覚悟して,一歩でも避けられるように歩くことである。相手が素手の場合は,いわゆる護身術や合気道なども役に立つが,いまどきの犯罪者はまずナイフや包丁を持っていると考えていいだろう。相手に狙われたらもう遅いかもしれない。少しでも貫通を防ぐために,リュックやカバンを盾にすることと,上着を脱いでいたらそれを手に巻きつけて相手の攻撃を跳ねのけることも考えられる。しかしその判断は一瞬である。

 寒い季節に入ったので,「防刃手袋」を買うことにした。万が一の場合,ナイフを握ることで被害をある程度防ぐことができるかもしれないという想定である。突き刺しへの防御力はないが,切削方向への耐性はある程度期待できるのではないかと思う。もちろん使わないに越したことはない。