jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「移動の前の陰性証明」がなぜできないのか--再度,新型コロナカラーチャートの提案

パラリンピックの学校連携観戦を引率した教員2人が,観戦後にCOVID-19を発症し,陽性と判定された。観戦の移動で使ったバスには生徒18人が乗っており,濃厚接触者としてPCR検査をした,とされている。

 教員はなぜ,観戦に出かける前に,自らが陰性であることを検査で証明しなかったのか。また,学校側がPCR検査をするようになぜ指示しなかったのかと思う。

 こうコメントすると,「後から言っても仕方ない」と言われるだろうが,だから「移動の前に陰性証明」ないし「ワクチン接種証明」する「健康パスポート」が必要だと繰り返し提言している 暴走を止められるのは,私鉄の「人流抑制」のための英断 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/4。

 電車に乗る前に,抗原検査で10分で陰性証明をするだけで,「健康パスポート」を発行できる。ただし,週に1回は受ける必要はある(本当は週2回)。学校の先生は,自分が陽性でないという証明がないのに,よく生徒の前に立てるな,というのが不思議だし,それを指示しない学校経営側も,あまりにも生徒の命を軽んじているように思うのである。

 この方法については,ホワイト・ロックダウンの実施を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/7/9 に提案している。もう1年以上前である。この頃はまだ,検査キットも高額で供給もされていなかった時期なので,歌舞伎町などのエリアを限って陰性者のみが立ち入れるエリアを作ろうという提案だった。今なら,より低コストで簡便な抗原検査キットがある程度潤沢に供給できているのだから,公共交通機関の駅で抗原検査をし,陰性証明者のみが都内に出勤できるようにすることで,感染拡大を一気に封じ込めることができる。公共交通機関への提案は,本ブログでもたびたび行っているし,某電鉄会社にも直接提案しているが,結局何の動きもない。

 感染者が出てから,その周囲の濃厚接触者を検査しても,すでにその濃厚接触者の濃厚接触者がいるわけだから,追いきれないのは明白である。したがって,感染拡大の可能性の高い「移動をする人」が移動する前に徹底的にPCR検査,抗原検査をおこない,陽性者をあぶり出すしかないのである。

 今回の学校連携観戦の引率についても,移動する前に陽性が出ている可能性はあったはずだ。逆に,同じバスに乗る生徒も,検査を受けて陰性証明できていなければ,パラリンピック競技会場に行かせない,という判断ができたはずである。

 完璧な健康パスポートシステムを作るのは大変だが,まず簡易的な名札方式からスタートしてはどうだろうか。自己申告型-新型コロナカラーチャートの提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/17。筆者はつい1週間前に初めてPCR検査を受け,陰性と判定された。これにより,検査パートは水色から紺色に変わって,“最も感染拡大の可能性のない人”という証明ができるのである。

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PCR検査陰性+ワクチン2回接種の簡易「健康パスポート」

 スマホで表示する方法(MySOSなど)や,Suica/Pasmoに情報を入れてタッチする方法は,通過確認を改札機やQRコードで効率よく行えるが,カラーチャートによる簡易健康パスポートは,一目でチェックができるので,偽証さえしなければ最も低コストで合理的な方法なのである。