jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「東大」看板で恥ずかしくないのか--クイズタレントのみなさんへ

タレントのクイズ番組が目白押しである。知性派タレントとか,いろんな切り口で出演者を設定し,クイズ対決させる。そのタレントの出身大学や,持っている資格などをおもしろおかしく紹介する。最初は,「へぇ,この芸能人も一流大学出なんだ」ぐらいの気持ちで情報として見るに過ぎなかった。

 ここ数年は,東大クイズブームである。現役の東大生が出演したり,東大のクイズ研究会出身者が,テレビではタレント活動,裏ではおそらくスクーリングで儲けを上げている。

 正直言って,エンターテインメントに「東大の看板」は要らない。いや,さらに言えば,学生時代にクイズ研究会など要らない。

 大学は,自分の将来の仕事を考える場である。クイズ研究会に所属し,将来はクイズで食って行こう,と考えて大学の数年間を過ごし,卒業して本当にそれで生計を立てて行っているのなら,それは別に東大の看板を背負っていなくてもできる話である。

 我が家では,リビングの大型テレビでクイズ番組を選ぶことが多い。筆者は,基本的にクイズ番組が始まると,自室に入ることにしている。お笑いタレントの番組と,構成のレベルが変わらないほど下劣と感じるからである(個人の感想です)。

 これをまた1時間でも2時間でも見続けている家族からは,「いちいち文句を言わずに単に楽しめ」と怒られる。すでにもう,感じ方が変わってしまっているのだろう。筆者から見ると,家族は洗脳されて常識を失っているのだが,家族からすると筆者はガンコな老人で柔軟性がない,ということになるらしい。しかし,昔の高校生クイズの流れを組んで,無駄な雑学を知っているヤツが勝ち,という,知識(というか,もはや泡沫情報)の数を比べているだけである。そこに何の結論もない。

 東大卒というと,大学教授か研究者か官僚か企業の社長への道が見えている,というのがこれまでのパターンだった。これまで安定的な進路だった前3者は,いまや仕事としての保証がない道となった。4番めの社長への道も,日本のGDPを支えるような大企業で将来が見込まれる会社はもはや数えるほどしかない。理工系なら,研究から生まれた特許にもとづくベンチャー起業で日本のGDPに貢献する会社の社長になれる可能性があるが,文系はもはや,投資会社かタレントかぐらいしか道がない。「東大を卒業してタレント業?」とやはり首をひねってしまう。

 そのタレントが,「東大」の看板を掲げて,カメラの前ではしゃいでいる姿を見て,今の子どもたちは,自分も東大を目指そう,という気もちになるのだろうか。一時期,Youtuberがなりたい大人のNo.1になったが,今は志望はタレント業なのだろうか。

 どうせ目立たせるのなら,トップ看板を持って出た方がいい,というのだろうか。これから東大を目指そうという子供たちに,夢を与えているとはとても思えないのである。

 筆者は幸いにも東大卒ではないので,屁とも思わないし,ただ無視していればいいだけなのでいいが,東大卒業の諸氏はどう思っておられるだろうか。東大卒,経産省入りして犯罪者となったヤツもいる。あまりにもレベルが低すぎる。

 おもしろいことに,政治家は東大卒は意外に少ないかもしれない。自民党の新総裁になった岸田文雄氏は 早稲田大学 大学院法務研究科修了。河野氏慶應義塾大学高市氏は神戸大学,野田氏は上智大学菅義偉氏は法政大学,安倍晋三氏は成蹊大学と,なかなか東大卒が出てこない。省庁にいる官僚は東大卒で,結局裏で自分の思いどおりになるような工作員である。おそらく,COVID-19対策のもたつきは,レベルの低くなった官僚たちの無策によるものだと思っている。

 このクイズ番組は,何の価値も生んでいないことを,作る側も放送する側も,そして視る側も認識すべきである。本当に意味がないのである。何か意味があるか,自問自答すればいいが,それも理解できないことだろう。認知症の予防にもならない。つまり,頭を活性化しないからである。答えが分かっても感動しない。それはただの答えだからであって考えないからである。

 いま,世界や日本が直面している「SDGs」「COVID-19」「地球温暖化」に,答えを出せない仕事は,不要な仕事である。消費するだけで,付加価値を生み出さないからである。