筆者のカーナビ更新への挑戦は,これまでも何回か紹介してきた。以下3話が2024年におこなった実験とその結果である。
・クルマでのスマホは,ナビもメールも電話もやはり無理--タッチパネルより物理ボタンがいいという調査結果 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/3/20)
・Organic Maps:オフラインマップOsmAndの対抗馬--地図がシンプルで広告なしと海外でも高評価 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/5/21)
・個人的にはカーナビ推し--ディスプレイオーディオにちょっと失望【追記】 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/6/2)
つまり,スマホでカーナビを動かすと電話やLINEなどほかの機能を使うと元のナビに戻すのが面倒。ならば,スマホと連携するディスプレイオーディオなら良さそうなものだが,スマホと連携できるアプリが思ったほど多くなかった。手元のタブレットはWi-Fiモデルなので,オフラインマップをいろいろ試したが,その多くはタッチ操作はできても音声認識操作ができなかった。
ということで,最終的には「タブレット+google mapのオフラインマップ+OK googleによる音声認識操作」が現状のベストなソリューションと判断したのである。
モバイル回線契約モデルならgoogle mapをフルに使えるし,オフラインマップのないYahoo! ナビやNAVITIME,そしてトヨタ自動車のMobiLinkでもいいだろう。yahoo! ナビやNAVITIMEなら音声認識操作もできる。
試しに購入したディスプレイオーディオは,息子が活用してくれた。とてもいいそうである。iPhoneとの連携で音声認識操作もできるし,地図も最新のものが使えるからとのことだった。クルマの電源をONにすると数秒で使えるようになる点も気に入っているとのこと。若い人にはディスプレイオーディオはいいのかもしれない。たしかに,ナビとともに好みの音楽再生もできるので,スマホの延長として使いこなせるようである。
さて,実際に実車でタブレット+google mapオフライン+音声認識操作を試してみた。古いタブレットなので反応が遅いのだが,音声認識で行き先設定とナビ開始ができた。最初の電源を入れるところと,google assistantをONにするところだけはタッチが必要だったが,あとは音声操作のみで行き先までナビができた。
本来ならここで「ボリュームを下げて」とか,ほかの音声操作も実験すべきなのだろうが,これは次回に試すことにする。そして評判どおり,最短コースナビで細い道のナビをしてくれたが,それはこの際,横に置いておこう。やはり,クルマのナビでは音声認識操作はメリットがあると思う。
ディスプレイオーディオも,こういう点が受け入れられている理由なのだと思うが,もう少し使えるアプリが増えると嬉しいな,と思った点だけコメントしておきたい。
【追記】その後,google mapナビで相変わらずのショートカット経路案内にやや悩まされている。オフラインマップの取得密度が薄いのが原因かもしれないので,調整が必要だと感じる。そこで,急ぎの経路設定が必要な近場での利用にはgoogle mapナビでの音声認識による行き先設定と案内を利用し,事前に設定時間がある場合は,他のオフラインマップ・ナビを併用することにした。Organic Maps:オフラインマップOsmAndの対抗馬--地図がシンプルで広告なしと海外でも高評価 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/5/21),または以前,急な迂回路設定をみごとにこなしてくれたMAPS.MEを再度テストすることにした。
ちなみに,これまでずっとテスト用に使ってきたSIM入りのQUA tabタブレットが充電異常を起こして使えなくなり,もう1台のWi-Fiタブレットで活用するためにオフラインマップが欠かせなくなったこともある。仕事用としても,会議の電子化(ペーパー資料配布をなくす)の実験用として,日々持ち歩くようになっている。筆者にとっての使い勝手は,やはりノートPCの方が上なのだが。