jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「押しかけ冷房隊」で年寄り宅を強制冷房--電力は公共電力線から供給し,電気代負担ゼロ

「高齢者の方、遠慮なくエアコンを使って」といっても、お金が無いのだから使うという意識にはならない。 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/7/1 と書いて,「ジジイは結局,人の言う事を聞かねえからなぁ(あ,自分もか)」と思ってテレビを見ていた。引き続き,今日も暑く,関東の山沿い地域で40度になるだろうと予想されている。

 年寄りは,暑くてもあまり感じないと自分で言い張るし,エアコンは贅沢品だと思っているし,エアコンが付いていても電気代がかかるとして使わない。前のブログで,冷房用のクーポンで,これようにしか使えない,という具合にしても,結局これを換金して他の用途に使ったり,節約したりするので,「どうやっても年寄りの熱中症は防げない」という思いになっていた。それぞれの家でじっとしているから熱中症になってもだれも分からない。自分の判断で勝手に死ぬのは構わないが,死んでも倒れても,結局周りの人が迷惑するし,せっかく節約していたお金を入院などで大量に使ってしまうのだから,返って損だ,という具合にきちんと意識してほしいものだ。

 そこで,強制的に年寄りを熱中症から守るための方法を思いついたので提案したい。「押しかけ冷房隊」である。

 使うのは,スポット冷房機と呼ばれる移動式の冷房装置である。運用するのは市の職員ないし町内会の若手とする。

 まず,自治体や町内で高齢者がどこに住んでいるかを完全把握しておく必要がある。その家の数だけのスポット冷房機を毎年確保する。暑くなってきたら,意地を張っていそうな家を突然訪問する。そのとき冷房を使用していない場合,「強制執行」を行う。

 強制執行の内容は,家のリビングか寝室にスポット冷房機を強制的に設置することである。ただし,電源はその家ではなく,屋外の「共有電力線」に接続する。

 スポット冷房機は,本体が室内の床の上に設置し,冷気が室内に放出されるが,冷房の際に出てくる暖気と水は屋外に排出するように設置する冷房機である。設置工事が不要なのが特徴である。

 これを部屋に設置したあと,スイッチを入れる。共有電力線から供給しているので,電気代はかからない。遠慮なく使うことができる。

 一方で,室内の温度モニターとスイッチのオンオフ状態は常に監視できるようなネットワーク接続機能を持たせる。標準より暑いのにスイッチが入っていないような場合は,係員が強制出動して,スイッチを入れる。

 逆に,この共有電力線から他の電気機器につないで使用した場合は,罰金や超過料金請求などを執行する。冷房の電力以外には使えない,という仕組みを作るのである。

 これまでも,年寄りの見守りシステムはあったが,それは行動把握だけであって,環境を読むことはしていなかった。動きがなくなったことのみ検知して見に行くといった程度の生ぬるい管理だった。

 これを,室内温度が29度を超えたのに設置したエアコンのスイッチが入っていない状態を検知して,素早くサポート行動を起こすことで,未然に年寄りの熱中症発生を予防するのである。

 エアコンを購入することも,その電気代も払わないでいい,ということになれば,さすがの頑固な年寄りでもエアコンを“適切に”使うことになるだろう。そして,スポット冷房機よりもルームエアコンの方が快適で,しかも電気代も思ったほどではないことに気づくだろう。

 これも行政の仕事である。クラウドファンディングでもいいし,不要になったスポット冷房機を寄付してもらってもいい。リアルタイムで被害が出そうな状況を行政が把握すべきだと思う。これはしかし,新型コロナウイルス禍で市民が放置されたことを考えると,結局は行政のリーダーの気持ち1つなのではないかと思ったりする。全国区の参議院候補者は,この暑い最中の選挙戦で,同じ「お願いします」という言葉を繰り返すだけの馬鹿げた選挙戦はやめてもらいたい。目の前の小さいことを1つでも減らしていくことが,政治家の使命なのではないかと思うのである。