jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

椅子に座って、足首のストレッチと強化--立ったままだとケガするが椅子だと加減できる。

一気に下半身の筋肉が機能し始めた--期待と不安はあるが、うれしい兆候 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/5/15 と報告してまた1ヶ月半が経過した7/2に,骨格・筋肉正常化がいよいよ最終段階に入った出来事があった。それは,「座っていても不快感がない」時間帯があったことである。

 肩コリ持ちの人なら理解いただけると思うのだが,肩コリがあるとじっとしているとだんだん不快感が強くなってくる。これを解消するのにストレッチしたり,関節を鳴らしたりするのだが,一瞬は解消したように感じても結局また時間が経つとコリが戻ってくる。このだんだん増えてくる不快感が,感覚が戻ってきていた左脚にもずっと残っていた。このために,椅子に座っているとだんだんムズムズしてきて,変なストレッチをしていた。なんと股関節のところで音が鳴るようなストレッチもして,不快感を一時的に解消してきた。いや,音が鳴るのは本質的ではないとわかっているのだが,それでもやめられないのは,指の関節鳴らしや首鳴らしで皆さんも経験しているだろう。

 コリの原因が筋肉に疲れ成分である乳酸が溜まることだと一般には言われるが,筆者はこの説には同調しない。血流が滞っているため,という解説にも納得していない。さまざまな湿布薬や塗布薬,そして磁気系などを試してきたが,いずれも一時的な効果しか感じなかった。ただ,スウッとして気持ちが紛れたり,ホンワカ温かく感じて気持ちが紛れるだけだったように思う。まして,肩たたき系や肩揉み系の器械も何種類も使ったが,根治には至らなかった。

 最近登場した筋膜リリース系には少し興味はあるが,スピードが速すぎて逆に筋肉にダメージを与えそうな気がしている。また,筋膜の膠着を解消するのに生理塩水を注射することもどこかで紹介されていたが,こちらも一時的な対症療法のような気がする。

 結局,医者や薬会社にとって,病が一発で治ってしまうとリピートでお金が取れなくなるので,そんな治療法があっても勧めない。肩コリ治療を行うという整骨院も同じだと思う。しかも,患者本人の力以上の力で施術をされて,骨や筋肉,腱などを傷めるケースも多い。

 ということで,世の中の“治療”から逃げ回って50年,自力,自己的な方法で身体と相談しながらやってきたが,ようやく「いい感じ」にゴールが見えてきている。

 椅子に長い時間座っても脚の不快感がほぼなくなってきたら,股関節ストレッチだけでなく,膝関節,そして足首,指先と,いろいろな関節のストレッチが,椅子に座ったままできることに気づいたのである。

 最も画期的だったのが,足首ストレッチと負荷強化である。

 子どもの頃から,右足でも左足でも,足首の捻挫をすることが多かった。ただ歩いているだけなのだが,足首が外側に曲がって捻挫する。曲がった瞬間に力を入れて踏みとどまることで,完全に捻挫するところまでは行かないような習慣がついてきたが,いつ捻挫するかもしれないという不安が,歩いていてもずっと続いていた。

 原因の1つがO脚にあるだろうことは以前紹介した O脚は直せる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/10/31。この頃から,靴の片減りも減ってきており,おそらく足首の捻挫もほとんど経験していないと認識している。

 ところが,椅子に腰掛けた状態,つまり自分の体重は椅子が支えて,脚が自由に動かせる状態で,ふくらはぎを交差して座り,足の甲を床に着けるようにして足首を外側にストレッチしてみると,これがいい感じなのである。足首ってこんなに伸びるんだ,と思えるほどである。そしてさらに自分の加減で負荷を加えると,足首でこれまで捻挫してきた方向に外力を支えられるようになってきている。もちろん,やり過ぎると靭帯を傷めるので,徐々に行う必要があるが,体重を直接加えないため,加減が上手にコントロールできる。

 さらにこのまま,足の指も内側に曲げるようなストレッチを加えてみる。ちょうど,バレエでトウシューズを履いて舞っているような形になる。筆者の娘もバレエの練習でトウシューズを履く段階まで進んだが,かなりきつい様子だった。筆者はとてもあんな立ち方はできないと思うのだが,椅子に座っての足首・足先ストレッチでは,いい感じで関節が伸びている。もちろん,自分の体重を載せていないので,ムリな力はかかっていない。

 注意することは,足首ストレッチでも足指ストレッチでも,「つる」前にやめることである。「つり」については,これも以前紹介した。脚の『つり』と筋肉 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/29。つると,急激に筋肉が収縮し,これを支える側が対応できないために,おそらく筋繊維にダメージができてしまうと思われる。逆に,つる前に戻すことで,支える側の筋肉を目覚めさせることができると考えられる。これによって,伸ばす側と縮める側の筋肉をいずれも意識し,バランスよく鍛えることもできると考えられる。

 椅子に座って足首ストレッチをし始めてから,足首が捻挫する方向,つまり外側に曲がる力を加えても,痛みがなく,かつ十分に曲がるようになった。このまま,普通に歩くときも,足首を少し外側に倒すように歩いても,捻挫しなくなった。それどころか,これに伴って足裏も内側と外側,拇指球などをうまく使って,道の傾きや小さい段差もうまく吸収して歩けているように思う。まあ,調子に乗っているとまた足首捻挫しないとも限らないので,ほどほどにはしているが。

 こうして足首ストレッチをするためには,足首を伸ばせない革靴はやはり最悪だと感じる。しかも革靴で足の甲を床に着けてストレッチする,などということができない。革靴の中で足がほぼ完全に固定されるため,地面の変化を足裏でコントロールできず,直接足首に負荷がかかり,一気に足首捻挫へとつながるように思える。

 ということで,最近は結構ハイペースで若者たちを抜き去って歩くことが多くなった。若者がスマホ歩きをするので歩くペースが遅いし,周囲にも配慮しない。歩道いっぱいに広がって談笑しているグループはさらに迷惑なのだが,一向に気づかない。抜き去ったあともペースアップして,追いつかせないようにする。そのための脚の鍛錬でもあると思って,高齢者となった今,改めて「歩き」の見直しができたことがうれしく思っている。